債務整理をすると口座が凍結されるって聞いたんですけど本当なんですか？
だけど、口座が凍結されるとわかっていれば事前に対策を取れるし、口座の凍結を避ける方法もあるんだよ。
今日は銀行口座の凍結について詳しく話していこうか！
債務整理とは国から認められた借金の減額手段のこと。
債務整理を行うと、借金が減額される代わりに、借入がある銀行の口座はすべて凍結されてしまうので注意が必要です。
それ以外にも銀行口座が凍結されるのはいくつかのケースがありますが、凍結された時の対処法を知っておけば、口座が凍結されても慌てずに行動できます。
この記事では、主に以下の4点について解説します。
- 口座が凍結されると給料の入金はどうなるか
- 口座が凍結された時の対処法
- 口座が凍結される前にしておくべきこと
- 口座凍結を避けながら借金を減額する方法
「銀行口座の凍結が怖くて債務整理できない」そんなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか？
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口座が凍結されると基本的に入金以外の一切の取引ができなくなる
銀行口座を凍結されると、基本的に入金以外の一切の取引ができなくなってしまうんだ。
銀行口座が凍結された時にできなくなること
- 預金の残高照会
- 入金(会社からの給与振り込みなど、第三者の入金は可能)
- 振り込み
直接窓口に行けば引き出せるケースもある
給与は入金されるが引き出せない可能性があるため対策が必要
そうしたら入金された給料も受け取れないから大変だな。
給与の振込口座を変更してもらう
もともと使っていた銀行口座が凍結中であっても、他の銀行でなら口座を新しく作れるから、口座を用意できない心配はないよ。
理由を聞かれたら、『手数料が安いところに変えたいから』とか、『ネットバンクを活用したいから』とか、適当に答えれば問題ないと思うな。
凍結が解除されるまでは手渡しで給与を受け取る
労働基準法では給与は手渡しが原則になってるし、希望すればそのようにしてくれる会社がほとんどだと思うよ。
（賃金の支払）
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。
【引用：労働基準法第24条 – e-Gov法令検索】
口座が凍結される4つのケース
でも、一体どんな場合に銀行口座が凍結されてしまうんですか？
- 債務整理をした
- 銀行のカードローンを滞納した
- 口座の名義人が死亡した
- 犯罪に使われるなど不正利用が疑われる事項があった
①債務整理をした
債務整理とは
国に認められた借金の減額手続き。任意整理、個人再生、自己破産の3種類がある。
事業用の融資やフリーローンなど、あらゆる種類の借入が対象になる。
一つの銀行に複数の口座を持っている場合も、そのうちどれか一つでも借入があるとすべての口座が凍結になってしまうから要注意だね。
| A銀行①支店 | 借入がある | 凍結される |
| A銀行②支店 | 借入がない | 凍結される |
| B信用金庫α支店 | 借入がある | 凍結される |
| C銀行β支店 | 借入がない | 凍結されない |
でも、どうして借入があると凍結されてしまうんでしょうか？
全額をすぐには返済できない分、口座の残高を借金の一部と相殺させて返済にあてられてしまうんだよ。
相殺に関しては、民法で定められた決まりなんだ。
（相殺の要件等）
第五百五条 二人が互いに同種の目的を有する債務を負担する場合において、双方の債務が弁済期にあるときは、各債務者は、その対当額について相殺によってその債務を免れることができる。ただし、債務の性質がこれを許さないときは、この限りでない。
【引用：民法第505条 – e-Gov法令検索】
②銀行のカードローンを滞納した
基本的に返済を滞納した翌日からカードローンの利用は停止されてしまうし、1~2ヶ月の長期間滞納すると口座が凍結されて預金の引き出しなどもできなくなるんだ。
さらに放置を続けると、返済されていない金額を一括請求される恐れもあるから、カードローンなどを滞納した時は早めに弁護士に相談するべきだね。
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③口座の名義人が死亡した
これは、特定の誰かが勝手に預金を引き出すなどの相続に関するトラブルを避けるためだね。
名義人が死亡した連絡を銀行が受けた時点で凍結されてしまうんだ。
凍結を解除するためには遺言書や相続人全員の戸籍謄本などの必要書類を用意して銀行に申請が必要だよ。
④犯罪に使われるなど不正利用が疑われる事項があった
口座が凍結された時の対処法
だからこそ、口座が凍結された時の対処法をしっかりと知っておく必要があるよ！
まずは弁護士に相談する
債務整理をしている場合であれば担当の弁護士がいるはずだからどうするべきかのアドバイスをもらえるし、相続の場合も凍結解除をするために色々な書類の準備が必要になってくる。
犯罪に利用されて口座が凍結された場合には、自分が犯罪の加害者ではないと証明できない限りは解除されないし、他の銀行での口座開設もできなくなる恐れもあるんだ。
どのケースにおいても自力で解決するのはなかなか難しいし、法律の専門家である弁護士に協力を仰ぐのが一番解決が早いといえるよ。
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債務整理で凍結された場合は3ヶ月間待つ
返せなかった借金を、債務者に代わって保証会社が銀行に代位弁済してくれるまでの期間凍結が解除されないんだよ。
代位弁済とは
借金を第三者が肩代わりすること。債務整理の際は、銀行と契約している保証会社が借金を立て替えてくれるため、代位弁済が完了したあとは保証会社に対して返済していく形になる。
債務整理で借金が減ったら、銀行からしたら貸していたお金が帰ってこなくて困りますもんね…。
債務整理で口座が凍結されてしまったら基本的に代位弁済が完了するまで待つしか凍結解除の手段はないといえるかな。
債務整理で口座が凍結される前にしておくべきこと
でも、あらかじめ凍結される口座がわかっていれば何か対策は取れそうですね！
残高を引き出しておく
そうなる前に、口座のお金をすべて引き出して、手元に現金で持っておくか凍結の対象にならない銀行口座に移しておこう。
債務整理をするくらいだから手持ちのお金も少なくなっているだろうし、生活費や各種支払いに必要な分はしっかり確保しておこうね。
給与などの振込先の変更
給料や年金を受け取る口座は債務整理の前に必ず確認して、凍結されてしまわないようにしようね。
各種支払いの引き落とし先の変更
毎月の支払いであっても、凍結された口座からは引き落としがされなくなってしまう。
引き落としされていないことに気づかずに、各種料金が未払いになって利息をとられて、さらには滞納によって信用情報に傷がつくなんて悪循環におちいる恐れもある。
口座変更の手続きは面倒かもしれないけど、債務整理の時には必ず各種引き落とし口座も確認しておこう！
口座凍結を避けつつ借金を減らしたかったら任意整理を検討するべき！
なにかいい手はないんでしょうか？
任意整理も、債務整理の中の一種なんだけど、口座の凍結を避けられる可能性が高いんだ！
任意整理は借金の利息をカットする手続き
一般的に、任意整理は弁護士に申し込んで行う。
弁護士は任意整理を受け付けた時点で債権者に対して受任通知を送るんだ。
受任通知とは
弁護士が任意整理を担当することを債権者に対して知らせる通知。
だからストレスから解放されるのも任意整理のいいところだね。
(取り立て行為の規制)
九 債務者等が、貸付けの契約に基づく債権に係る債務の処理を弁護士若しくは弁護士法人若しくは司法書士若しくは司法書士法人（以下この号において「弁護士等」という。）に委託し、又はその処理のため必要な裁判所における民事事件に関する手続をとり、弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があつた場合において、正当な理由がないのに、債務者等に対し、電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は訪問する方法により、当該債務を弁済することを要求し、これに対し債務者等から直接要求しないよう求められたにもかかわらず、更にこれらの方法で当該債務を弁済することを要求すること。
【引用：貸金業法第21条 – e-Gov法令検索】
弁護士の交渉が完了することを和解とも呼ぶんだけど、和解した後に実際に返済を開始していく流れだね。
| 経過利息 | 最後に返済した日から、任意整理の和解日までに発生する利息。
弁護士が交渉している間は返済はストップするが、経過利息は発生している。 |
| 将来利息 | 任意整理の和解が成立した日から完済日までに発生する利息。 |
| 遅延損害金 | 借金の返済を滞納している期間に課される損害賠償金。 |
経過利息に関しては、カットが認められない形で和解にいたるケースが多い。
それでも完済までの3〜5年間分の将来利息がカットされることによる減額効果はとても大きいね！
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任意整理であれば整理する借金を選べる
任意整理も含めた債務整理をすると、借入がある銀行の口座が凍結されちゃうんだったよね？
つまり、凍結対象になる口座がある銀行への借金は整理の対象から除外すれば、口座の凍結をまぬがれられるってわけさ。
整理から除外するとその分の借金は減額されないけど、他の会社にもたくさん借金がある時には十分返済が楽になりそうですね！
任意整理にかかる費用や期間
それに、任意整理をすると借金の分割返済も引き伸ばされて毎回の返済額を大きく減らせるから、借金の返済に悩んでいる場合は是非検討するべきだね。
その期間は返済を待ってもらえるのもかなり大きなメリットと言えますね！
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でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね！
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました！
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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口座が凍結された時はまず弁護士に相談！
凍結解除に向けて素人ができることはものすごく少ないから、口座が凍結された時はまず弁護士に相談するべきだよ！
今だったらLINEで相談を受け付けてくれる弁護士も多いから是非覚えておいてね！
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でも大丈夫！専門家に相談することで明るい未来が待っています！
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まとめ
- 口座が凍結されても給与は入金されるが引き出せないケースがある
- 債務整理を検討中であれば口座が凍結される前に残高を引き出しておこう
- 任意整理を使えば口座の凍結を避けられる
- 口座が凍結された時は弁護士に相談するべき！
債務整理を検討中の場合も、まずは弁護士に相談してみるといいよ。
実際にどの債務整理を選ぶべきかはその人の収支状況や生活環境によって異なるし、専門的な法律の知識が必要不可欠なんだ。
それに債務整理を検討中であればお金に困ってると思うんだけど、債務整理の相談であれば基本的に無料で受け付けてくれるんだよ。
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