任意整理をすると保証人に迷惑がかかる？保証人になれない？対処法も解説

具体的な説明に入る前に、まずは債務整理全体の知識を確認しておこう。

つまり、クレジットカードのショッピング枠も、銀行のカードローンも、住宅ローンも…とにかくすべての借金が、整理の対象となってしまうんだ。

任意整理って、裁判所を通さずに貸し手と直接交渉するものだから、どの債務を整理するか自分で選ぶことができるんですよね。

正直、これが任意整理できないのはツラいな…。

でも先生、やっぱり保証人に迷惑はなるべくかけたくないです！対処法を教えてくれませんか？

だから、まずは保証人がついていない債務を任意整理することにして、保証人がついているものは除外することだね。

そうすると、保証人は保証人の地位から外れる、つまり保証人が借金を肩代わりする必要はなくなるから、保証人に及ぶ迷惑を最小限に留めることができるね。

これで気兼ねなく任意整理できるぞ〜！

一度債務整理をした人って、そのあとで自分が保証人になることってできるんですか？

日本学生支援機構の保証制度については、公式Webサイトに詳しい紹介があるから、気になる人は調べてみてね！

だからあまり気にする必要はないんだけど、「でもいざという時、自分には立て替える能力が無い…」って思う時には、保証会社を利用するといい。

そうすれば、保証人をつけずに部屋を借りることができるからね！

この二つは名前こそ似ているんだけど、実際には責任の重さが全然違うんだ。

利益が認められているんだけど、債務者が債務整理をした場合には、実際にはこれらの権利・利益を主張することは難しい。

保証人がついている借金を債務整理しようとしている人や、逆に保証人になっている人は、まずは弁護士に相談してみよう。

そもそも保証人って、債務者がお金を支払わないときに肩代わりする人のことだよね。

だから、まずは先に債務者本人に請求しろよ！と主張できることは、当たり前といえば当たり前だ。

これも、保証人の性質から考えると、当然の権利ということができるね。

借金の金額が大きいときなんかは、複数の保証人がつくことがあるでしょ？

２人の保証人だったり、保証人１人＋連帯保証人１人の合計２人とか。

例えば100万円の借金に２人の保証人がついたとき、普通の保証人なら、保証すべき金額を保証人の数で割った分だけ肩代わりする義務を負うはずなんだ。

実は債務整理にはもう一つ方法があって、有名な過払い金請求というものだね。

以下からは、過払い金請求をした場合に保証人に迷惑がかかるのかについて、借金を①返済中に過払い金請求する場合と、②完済後に過払い金請求する場合とに分けてみていこう。

この場合、A社への借金自体はまだ残っているわけだから、過払い金請求をすると、その100万円について保証人に請求がいってしまう。

ただし、ここで保証人が100万円を肩代わりした場合には、保証人がA社に対して過払い金を請求する権利を取得するんだ。

だから、保証人のついている借金の過払い金請求をしたいと思っている場合には、基本的に、完済後に請求することがおすすめだね。