どんな流れで行われるのかな?
そうだ、弁護士の先生に聞いてみようよ!
自己破産について調べている方で、このようにお悩みの方はいませんか?
この記事では、同時廃止事件と管財事件の区別を説明したうえで、同時廃止の主な流れについて分かりやすく説明していきます!
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同時廃止事件と管財事件の違いとは?
ひとくちで言えば、「管財人がいない」のが同時廃止事件、「いる」のが管財事件、ということができるね。
手続名 | 管財人の有無 | 特徴 |
同時廃止手続 | 管財人が選任されない | 手続が早く済み、費用も安い |
管財手続 | 管財人が選任される | 管財人による調査が行われる |
大抵は、破産者や債権者とは利害関係にない弁護士が選出されるよ。
どちらの事件になるか、破産しようとする人が選べるんですか?
同時廃止事件になるか管財事件になるかは、裁判所が決定するんだ。
保有している財産や契約関係が少ない場合には、わざわざ管財人に管理をさせる必要がないから、同時廃止事件になりやすい。
そういえば、借金の原因が浪費やギャンブルなど、免責不許可事由にあたる場合にも、管財事件になるみたいですね。
同時廃止手続の流れ
大体、破産する人の7割から8割が同意廃止事件になると言われているね。
以下からは、同時廃止事件になった場合の大まかな流れについて紹介していこう。
主な流れを箇条書きで挙げると、次の通りだ。
おおまかな流れ
- 受任通知の発送
- 債権調査・利息の計算
- 財産状況などの確認
- 自己破産申立書の作成
- 自己破産の申立て・面談
- 裁判官による審尋
- 破産手続開始決定・同時廃止決定
- 免責審尋
- 免責許可決定
1:受任通知の発送
この受任通知には、債務者が破産手続に入ることや、今度債務者に一切連絡してはならない旨が書かれているんだ。
債権者からの取立てが止まるだけでも、ひとまず安心だね。
2:債権調査・利息の計算
ここで、利息制限法という法律にしたがって利息を計算しなおして、過払い金がある場合にはそのお金を返して欲しいと請求する。
相手が任意に支払いに応じない場合には、債務者の意向次第で、別途で訴訟を提起することもあるよ。
3:財産状況などの確認
この時、面倒だとは思うんだけど、債務者の人にも協力してもらって、資産に関する書類や家計簿などを提出してもらうことになる。
この調査の結果、保有している財産や契約関係が多い場合には、管財事件になってしまう可能性が高くなるね。
4:自己破産申立書の作成
この申立書類には、これまでの調査結果を証明するための資料(家計簿や登記に関する書類など)も添付されるよ。
【引用:申立て等で使う書式例 – 裁判所】
5:自己破産の申立て・面談
東京地裁の場合、弁護士がついているときは、だいたい申立てのその日に裁判官と面談が行われるんだ。
先生、心の準備が…。
この面談で事案の状況などを説明して、ここで同時廃止事件になるか管財事件になるかの決定がなされるよ。
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6:裁判官による審尋
ただし、この審尋が行われるのは、普通は弁護士をつけずに自分で申立てをしたときだけだ。
弁護士に破産手続を依頼している場合、よっぽどのことがない限り審尋は行われないよ。
7:破産手続開始決定・同時廃止決定
昔は「破産宣告」とも呼ばれていたね。
東京地裁の場合、弁護士がついているときは、即日面接の翌週水曜日の午後5時に破産開始決定がなされる運用になっているよ。
意外とスピーディーでしょ。
同時廃止事件となるときは、破産手続開始決定と同時に、破産廃止決定がなされる。
同時になされるから「同時廃止」と呼ばれるんだね。
そういう意味だったのか。
なんだか伏線回収された気分だ…。
8:免責審尋
この審尋では、氏名や住所などを聞かれる程度で、難しいことを聞かれることはなく、時間も5分程度で終わる。
訳の分からない書類などを提出していると長引くこともあるけど、そうならないように弁護士が頑張るね…。
9:免責許可決定
免責許可が出れば晴れて免責!ということになるんだけど、正式に免責の効力が発生するのは、免責許可決定から2週間後くらいに官報に掲載されてからだ。
官報に個人情報が掲載される期間やデメリットについては、この記事でも紹介してくれましたね!
同時廃止手続にかかる期間と費用は?
といっても、ほとんど弁護士の先生任せだけど。
先生、同時廃止事件に必要な期間や費用はどのくらいですか?
あっそういえば、債務整理の費用を払えない場合の対処法については、この記事で詳しく教えてくれましたね!
よかった!
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まとめ
- 管財事件より同時廃止事件の方が楽だが、自分では選べない
- 同時廃止事件にかかる期間は3か月ほど、費用は30万円~
- 自己破産手続は弁護士に任せるとかなり楽!
ただし、書類に不備があったり、債権者とモメたりすると、意図せず期間が長引いてしまうことにもなりかねない。
自己破産の手続きはややこしいから、無理せず弁護士に相談してみよう!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。