もうすぐ支払期日だし、債務整理しようか迷ってるんだけど、会社にバれるかもしれないって聞いたから不安なんだよね…。
ちょっと先生に聞いてみよう。
「債務整理をすると会社にバレる」というウワサが時々聞かれますが、実は会社にバレるケースは限られていて、多くの場合は、会社も含め周囲に内緒にしたまま手続きができます。
この記事では、バレてしまうケースやバレないためのポイントなどを解説します。
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債務整理は基本的に会社に知られない
これは、どの債務整理を選んだとしても同じ。
ただ、例外的に会社に知られてしまうケースもあるんだ。
だから、バレやすいパターンをこれから紹介するよ。
債務整理が会社にバレるパターン5つ
- 会社から借金をしていた
- 労働金庫や共済組合から借金をしていた
- 会社が官報をチェックしていた
- 資格制限がかかる職業だった
- 会社に退職金支給見込額証明書を発行してもらった
会社から借金をしていた
従業員向けの貸し付け制度がある会社に勤めている人は要注意だね。
債務整理をすると、債権者には通知が行くことになるからね。
そもそも、借金を減額・免除できる債務整理には3種類あるのは知っているかい?
まずは以下にまとめてみるね。
債務整理の種類
- 任意整理:裁判所を通さず、債権者との直接交渉。利息カットに落ち着くケースが多い。
- 個人再生:裁判所に認められれば元金が最大で10分の1に減額される。
- 自己破産:裁判所に返済できない旨を申し立て。認められれば、借金の返済義務は免除。
個人再生や自己破産は手続きを開始すると、裁判所から手続きの通知が来ることになるんだ。
もし特定の債権者だけ特別扱いしちゃったら、ほかの債権者はズルい!って思うよね。
でも大丈夫!会社に知られない方法もあるから、「極力会社に知られないように債務整理をするには」で解説するね。
労働金庫や共済組合から借金をしていた
労働金庫や共済組合から借金していた場合は、通常、給料の天引き分から返済する。
労働金庫や共済組合を債権者として報告すると、彼らは職場に、給料からの天引きを中止するよう要請するんだ。
弁護士に依頼すると、天引きの理由を開示しないようにお願いしてもらえる場合もあるから、気になる人は相談の際に聞いてみてね。
会社が官報をチェックしていた
官報とは、国が発行する新聞みたいなもので、破産者の名前や住所以外に、法律の改正に関する情報なんかが掲載されている。
個人再生や自己破産をすると、債権者に手続きを知らせる関係で官報にのることになるんだ。
官報を習慣的にチェックするのは主に弁護士とか金融機関。
だから職場が金融機関の場合、知られちゃう可能性はある。
とはいえ、それ以外であれば基本的に、官報が原因で周囲にバレる可能性は極めて低いよ。
だってほとんどの人は官報の存在すら知らないだろうしね。
資格制限がかかる職業だった
これらの職に就いていると、一定期間資格を使って働けなくなってしまうから、バレてしまうんだね。
- 警備員
- 弁護士
- 公認会計士
- 旅行業の登録 など
ただし、一定期間といっても約3~6ヶ月、長くても1年くらいだから、何年も働けないってわけじゃないんだ。
もしこれらの職に就いている人は、事前に職場に申請して配置換えをしてもらうか、職業制限のかからない個人再生や任意整理を検討してもいいかも知れないね。
仕事と解雇については「債務整理が会社にバレるとどうなる?」でも教えてあげるね。
会社に退職金支給見込額証明書を発行してもらった
個人再生や自己破産でこの証明書が必要になる場合があるから、その際は勤務先に発行の申請をしないといけないんだ。
理由聞かれたときの上手いごまかし方とかないんですか?
ただ後者の場合「家買うの?どこに買うの?」とか突っ込まれると面倒だから、確実なのは前者かな?
極力会社に知られないように債務整理をするには
極力会社にバレないようにするためのポイント
- 早い段階で手続きをする
- 任意整理を行う
- 弁護士に相談する
- 任意整理後も遅れずに返済する
早い段階で手続きをする
会社から借金をしていない場合、債務整理のうちどれを選んだとしても会社にバレる心配はいらない。
会社にバレるケースで圧倒的に多いのは「借金を滞納し続けて給料が差し押さえられるとき」なんだ。
「会社に知られるのは債務整理よりも滞納」でさらに詳しく解説するけど、給料が差し押さえられてしまう前に債務整理をしてほしいんだ。
借金を減らせて、会社にバレるのを防げて一石二鳥だよ。
任意整理を行う
任意整理について、詳しくは「借金問題を解決できる債務整理は3種類」で解説するけど…
任意整理は、他の債務整理と違って、整理する対象を選ぶことができるんだ。
個人再生や自己破産だと、すべての借金が整理対象になるし、一律で通知が行ってしまう。
でも任意整理なら、会社、労働金庫や共済組合から借金していた場合でも、手続きから除外できるから、知られずに済むよ。
弁護士に相談する
弁護士に相談して、会社や周囲に知られたくないと伝えると、知られないように最大限配慮してくれるんだ。
自力でやろうとすると、債権者や裁判所とのやり取りは自分でやらないといけないし、周囲に知られないとも限らない。
弁護士に相談することで、知られにくい方法で債務整理できないか提案してくれるよ。
弁護士がしてくれる具体的な配慮については、「弁護士に依頼することで周囲に知られない工夫をしてくれる」で紹介しているから参考にしてね。
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任意整理後も遅れずに返済する
任意整理は手続き後に残った借金を3~5年の分割払いで返済するんだ。
手続き後は、遅れずに返済するようにしよう。
多くの場合、任意整理後の返済を2ヶ月滞納すると、財産を差し押さえられてしまうからだね。
給料が差し押さえられる場合、会社に通知が行くんだ。
会社に借金がバレてしまうのは必至だから、気をつけようね。
滞納については「会社に知られるのは債務整理よりも滞納」で詳しく説明するね。
任意整理をしても会社・家族にバレないのはなぜ?
ついでにいうと家族にすらも秘密にできるんだよ。
会社からの借り入れだけ任意整理から外せる
個人再生や自己破産の場合、すべての借金が整理の対象になるから、債権者には必ず通知が行ってしまう。
でも任意整理なら、裁判所を通さず、整理対象を選べる。
裁判所から債権者に通知が行くことはないし、手続きしたい借金だけを狙い撃ちできるんだ。
例えば、会社からの借金だけ手続きから除外なんてこともできるんだね。
個人再生・自己破産のように官報にのらない
裁判所を通すことがないから、債権者に知らせるための「官報」に名前がのってしまうなんてこともないんだよ。
債務整理が会社にバレるとどうなる?
この辺をわかりやすく説明するね。
債務整理を理由とした解雇は不当解雇になる
それに、債務整理だけを理由にした解雇は不当解雇にあたるんだ。
労働契約について定めた法律では「客観的かつ社会通念上相当な理由のない解雇は無効」と決められている。
(解雇)
第十六条 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。
【引用:労働契約法第16条ーe-Gov法令検索】
自分たちは専門分野じゃなくても、労働問題に詳しい弁護士を紹介してくれるかもしれないよ。
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金融機関に勤めている人の債務整理
本当でしょうか?
金融機関は身内の債務整理を嫌う傾向にあるとも聞くからね。
ただ、さっきも話した通り、債務整理を理由とした解雇は不当解雇の可能性がある。
もし不安なら、任意整理の方向も含めて弁護士に相談してみよう。
自己破産の資格制限中に働くと解雇される可能性はある
だから「会社に損害を与えましたね?」ってことで解雇されたり、賠償金を請求されたりと、トラブルになる可能性があるんだよ。
会社に知られるのは債務整理よりも滞納
ずっと滞納していて、給料を差し押さえられたときにバレてしまうんだ。
差し押さえが行われる際は、給料を支払う会社が、債権者に差し押さえた金額を支払うことになる。
(差押命令)
第百四十五条 執行裁判所は、差押命令において、債務者に対し債権の取立てその他の処分を禁止し、かつ、第三債務者に対し債務者への弁済を禁止しなければならない。
・・・
5 差押えの効力は、差押命令が第三債務者に送達された時に生ずる。
【一部引用:民事執行法 – e-Gov】
【参考:債権差押命令の流れ – 裁判所】
ちなみに、給料差し押さえよりも前、督促のメールや電話を無視し続けていると、会社に電話がかかってくるかもしれない。
債権者からのメールや電話には必ず応答しよう。
早めに連絡すれば、支払いを少し待ってくれるかもしれないよ。
会社に知られることを恐れて債務整理せずに借金を滞納するリスク
ここでは、会社にバレるのを恐れて借金を滞納するリスクを解説するよ。
- 滞納すると遅延損害金が発生する
- 遅延損害金もセットで一括請求を受ける
- ブラックリストになる
- 財産を差し押さえられる
滞納すると遅延損害金が発生する
簡単にいうと、滞納に対するペナルティなんだ。
遅延損害金の計算式
遅延損害金=借入額×遅延損害金の年率×滞納日数÷365日
遅延損害金は、滞納が長引くほど金額が増えるしくみだから、早めの返済が大切なんだ。
遅延損害金もセットで一括請求を受ける
これには、期限の利益がかかわっているんだね。
期限の利益
債務者に認められた権利。
「支払期日がくるまでは返済しなくてもよい」と認められたもので、多くの場合、
期限の利益が有効である間は分割払いにできる。
ブラックリストになる
ブラックリスト
借り入れやローンなどの取引履歴(信用情報)に、滞納などの情報が記録されることで、借り入れの審査が通らない状態。
【借金の滞納によるブラックリストが残る期間】
信用情報機関 | 登録機関 | 主な加盟団体 |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | 完済から5年 | クレジットカード会社 |
JICC(株式会社日本信用情報機構) | 消費者金融 | |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 銀行・信用金庫 |
財産を差し押さえられる
給料の差し押さえについては「会社に知られるのは債務整理よりも滞納」で解説したから、ここでは、給料以外の財産について紹介するよ。
- 車
- 美術品・骨董品
- 家(借金額による) など
借金問題を解決できる債務整理は3種類
どれを選んだとしても「債務整理が会社にバレるパターン5つ」で説明したような事情がなければ、会社にバレる心配はいらないから、安心して聞いてね。
任意整理|債権者との直接交渉で利息カット
残った借金は3~5年の分割払いで返済するよ。
任意整理はこんな人におすすめ
- 会社はもちろん家族にも知られたくない人
- 継続的な収入がある人
- 利息がカットされれば完済を目指せそうな人
個人再生|元金が最大で10分の1に減額される
認められれば、元金が最大で10分の1になるよ。
残った借金は原則3年間の分割払いで返済していくことになる。
弁護士費用の相場は40~60万円くらい。
これに加えて、個人再生と自己破産では裁判所費用が必要になるよ。
個人再生はこんな人におすすめ
- 失いたくない財産がある人
- 一定の収入がある人
- 3年間の分割払いで完済を目指せそうな人
自己破産|借金の返済義務が免除される
その申請に対する裁判所のチェックに合格すれば、借金の返済義務がなくなるってわけよ。
裁判所費用は最安で約2万円だよ。
自己破産はこんな人におすすめ
- もう返済できない人
- 失って困る財産がない人
借金の問題を弁護士に相談・依頼するメリット4つ
どの手続きを選んでも基本的に会社にはバレないんだけど、どれを選ぶにしても、まずは弁護士に相談してほしいんだ。
ここでは、借金の問題を弁護士に相談するメリットを4つ紹介するよ。
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▼感謝の声多数!▼
でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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弁護士に依頼することでやり取りを任せられる
債務整理の際に必要な書類の作成や債権者・裁判所とのやり取りは専門知識が必要だし難易度が高い。
でも弁護士に依頼すれば、難しくてめんどくさいやり取りもすべておまかせできるよ!
弁護士に依頼することで周囲に知られない工夫をしてくれる
たとえば、債権者・裁判所からの郵便物を事務所受け取りにしたり、事務所名が書いていない封筒で送ってもらったりしてもらえる場合があるんだ。
きちんと配慮してくれるのは嬉しいよね。
依頼すれば取り立てが止まる
これは受任通知(じゅにんつうち)のおかげだね。
だから、返済をストップして、返済にあてる予定のお金をそのまま弁護士費用や裁判所費用に回してもいいんだよ。
自分の状況にあった債務整理を提案してくれる
債務整理を弁護士に依頼すれば、より自分の状況に適した債務整理を教えてくれるし、その手続きのメリットだけじゃなくデメリットも教えてくれる。
だから、メリットとデメリットを両方聞いたうえで、天秤にかけて判断してほしい。
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まとめ
では、今回の内容をまとめましょう!
- 債務整理をしても基本的に会社にはバレない
- バレるケースは個人再生と自己破産に多い
- 任意整理がバレにくいのは手続きから会社を除外できるから
- 債務整理だけを理由にした解雇は不当解雇
- 会社に知られるのは債務整理よりも滞納
- 弁護士に依頼すれば周囲に知られないよう工夫してくれる
でも、バレてしまうケースは限られているんだ。
今日紹介したように、周囲に知られないように最大限工夫してくれる弁護士もたくさんいるから、まずは無料相談をしてみてほしいな。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。