返済がきつくても滞納すると、残りの借金を一括請求されるって聞いたんだけど本当なの?
どうにか解決できる良い方法はないものなのかな…。
今回は、任意整理をした後に支払いがきつい状態に陥ったらどうすべきか一緒に学んでいこうか!
1度任意整理をしたとしても、ちょっとした出費で返済がきつい状態に陥る場合があります。
しかし返済がきついからといって放置していると、残りの借金を一括請求されたり、給料の差し押さえなどに発展したりする可能性があるのでそうなる前に相談することが大切です。
どうしても支払いがきついのであれば、2回目の任意整理や追加介入、個人再生や自己破産などで解決できる可能性もあります。
今回は、任意整理後に支払いがきつい状態に陥った場合の対処法や、どうしても生活がきつい場合に利用できる公的支援制度などについて解説していきます。
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任意整理後に支払いがきつい状態になった時の対処法や相談先
ここでは支払いがきつい状態になった時にすべき「6つの対処法」を解説していくよ!
債権者に連絡する
債権者には「返済を滞納する可能性が高い」ことと「滞納するが返済をする意思はある」ことを伝えよう。
債権者への連絡を忘れてしまうと、すぐに支払いに関する連絡や督促状が届いてしまうんだ。
債権者からの連絡や督促状で、家族や会社に借金していることがばれてしまう可能性もあるからね。
すぐに弁護士に相談する
弁護士に相談すれば、現在の収入や返済状況を考慮して適切な解決方法を提案してくれる。
場合によっては、個人再生や自己破産などにも切り替えてくれるからね。
個人再生や自己破産の詳しい内容については、後から詳しく解説するよ!
2回目の任意整理を検討する(再和解)
具体的には、次のような流れで2回目の任意整理をすることになるよ。
- 借金の返済ができなくなり1回目の任意整理を行う
- 任意整理の手続きが終わって残債務の返済を行う
- 返済がきつくなってもう1度同じ金融機関・消費者金融に任意整理(再和解)を申し込む
また2回目の任意整理の場合、和解条件が厳しくなることも多いんだ。
具体的には、再和解しても完済予定の期日は変わらなかったり、遅延損害金などが加わって返済金額が増えてしまったりする場合が多いね。
返済額が大幅に増えて返済がきついのであれば、2回目の任意整理よりも個人再生や自己破産を検討することになるね。
他の業者の借金も任意整理を行う(追加介入)
後から他の借金も追加で任意整理することを「追加介入」と言うんだ。
他の業者の借金も追加で任意整理することで月の返済の負担を減らすことができるよね。
また、「業者からの連絡や催促をストップできるし、任意整理の交渉が終わるまでの3~6か月間は返済を止める」こともできる。
返済が苦しいなら個人再生
個人再生は、民事再生法という法律に基づいて「借金を最大10分の1まで減額できる」手続きなんだ。
個人再生のメリット・デメリットは、以下のとおりだよ。
個人再生のメリット・デメリット
メリット |
|
デメリット |
|
返済ができないなら自己破産
自己破産は、破産法という法律に基づいて手続きを行うことで「借金の返済義務が免除になる」手続きのことなんだ。
自己破産のメリット・デメリットは、以下のとおりだよ。
自己破産のメリット・デメリット
メリット |
|
デメリット |
|
任意整理後のきつい返済を放置すると起きること
ここでは返済を放置すると起きることについて解説していくよ!
- 任意整理後に2回滞納をすると一括請求を受ける
- 遅延損害金が発生する
- 放置をすると差し押さえを受ける恐れがある
任意整理後に2回滞納をすると一括請求を受ける
解を行う際に「2回以上滞納した場合は期限の利益期限の利益を喪失する」と、和解合意書に定めているのが一般的だね。
ちなみに「期限の利益を喪失する」とは、借金を「分割返済で毎月の返済日までに返済すればよい」という合意の効力が失われることだよ。
- 返済を滞納する
- 債権者から連絡がくる(滞納してから数日〜1週間前後)
- 債権者から督促状が届く(滞納してから1週間〜1か月後)
- 債権者から催告状が届く(滞納してから約1カ月前後)
- 残債務の一括請求を求める書類が届く(滞納してから約2ヶ月〜3ヶ月前後)
遅延損害金が発生する
滞納した場合の遅延損害金がどれくらいになるかは、任意整理をした際の和解合意書に記載されているよ。
だから返済がきつくて滞納すると判明した時点で、何らかの対処をするのが重要ですね。
放置をすると差し押さえを受ける恐れがある
給料が差し押さえられた場合、銀行口座から給料の約4分の1しか引き出せなくなってしまうんだ。
例えば給料が20万円だった場合、5万円は差し押さえられて15万円しか使えなくなる。
借金が100万円だった場合、給料の差し押さえが毎月5万円×20ヶ月続くことになるよ。
普段通りの生活を送るのは難しいし、会社や家族に借金していたことがバレてしまう可能性も高いですし。
返済ができないからといって放置するのではなく、弁護士へ相談するなどして差し押さえを受けることのないようにしっかり対処した方がいいですね。
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任意整理後に支払いがきつくなる理由
収入が減る・なくなってしまう
ケガや病気が原因で長期的に働けなくなってしまい、返済ができなくなる人も多い。
こういう場合はすぐに弁護士に相談して、自己破産などの解決方法を検討しよう。
返済計画に無理があった
ずっと同じ職場で同じ条件のもと仕事を続けられるとは限らない。
病気や事故で働けなくなったり、急な出費でお金が必要になったりする場合もあるから、ギリギリの返済計画を立てるのはやめておこう。
任意整理した後に支出が増えた
この減額された分をそのまま無駄遣いして支出が増えることで、返済がきつくなる・滞納してしまう人もいるんだよ。
任意整理をした後は、後できつい状態に陥らないためにも支出を増やさないようにしなきゃですね…。
任意整理前にできる返済がきつい状態に陥らないための対策
ここでは任意整理前にやっておきたい4つの対策について解説していくから、任意整理を検討している人は参考にしてね。
弁護士に返済可能な金額を正確に伝える
任意整理で利息をカットして返済期限を調整したとしても、毎月無理のある返済金額だったら長続きせず返済不可能な状態に陥ってしまう。
現在の借金額や収入を正直に弁護士へ伝えて、どのくらいであれば毎月無理のない返済ができるかアドバイスをもらうのもおすすめだよ。
毎月返済できる金額になるよう弁護士に交渉してもらう
また債務整理に精通している弁護士であれば、返済が間に合わなかった場合に発生する遅延損害金に関しても免除してくれるように交渉してくれる場合があるんだ。
無駄な出費を手続き前にカットする
利息をカットして毎月の返済額が減ったとしても、無駄な出費をそのままにしていたら意味ないよね?
使っていない無駄なサブスクを排除したり、余計な買い物をしないようにしたりすれば、任意整理をした後でも無理なく一般の人と同じように生活できますもんね。
お金を使うよりも先に返済に回す
任意整理でも「繰り上げ返済」ができるから、余裕がある時に繰り上げ返済すれば、少しずつ返済期間を短縮できるからね。
任意整理後に生活がきつい場合は公的支援を活用しよう!
誰でも利用できる公的支援制度と利用する場合の窓口をまとめたから、任意整理後に生活がきつい人は参考にしてね。
公的支援制度の種類と申請窓口
公的支援の種類 | 対象者 | 申請窓口 |
生活保護 | 健康で文化的な最低限度の生活を維持できない人 | お住まいの地域を管轄している福祉事務所 |
障害年金 | 病気やケガで働くのが難しい人など | お住まいの地域を管轄しているハローワーク |
失業手当 | 失業した人 | 弁護士・社労士・年金事務所 |
フードバンク | 収入が減少して食事をするのも難しい人 | 社会福祉協議会 |
緊急小口資金 | 新型コロナウイルス感染症による被害で、失業など収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のため貸付を必要としている世帯 | 社会福祉協議会 |
生活福祉資金貸付制度 | 失業などで生計の維持が難しくなった人 | 社会福祉協議会 |
任意整理後の返済がきつくても借金は避けるべき理由
そもそも任意整理をした人に対しては、合法的な金融機関や消費者金融であれば、新たにお金を貸したりはしないんだ。
審査を行う際に、金融機関や消費者金融は必ず「信用情報機関」に問い合わせて、その人にお金を貸しても大丈夫かチェックしているんだ。
任意整理をした事実は信用情報機関で管理されている。
任意整理の場合、完済から5年経過するまで削除されないから、その間は審査に落ちてしまうんだよ。
それにせっかく任意整理をした後に、生活が苦しいからといってすぐに借金したら意味ないよね?
任意整理をした後は、生活がきつかったとしても借金は避けて、公的制度を利用したり、弁護士に相談して他の債務整理をしたりなどするのがおすすめだよ。
任意整理のメリット・デメリット
任意整理の代表的なメリット・デメリットは、以下のとおりだ。
任意整理のメリット・デメリット
メリット | ・借金の利息をカットできる ・毎月の返済額を減らして無理のない返済が可能となる ・金融機関や消費者金融からの連絡がストップする |
デメリット | ・3〜5年かけて返済する必要がある ・一定期間金融機関や消費者金融から借入ができない ・手続きに時間と費用がかかる |
任意整理以外の債務整理を検討すべき人
任意整理以外の債務整理には、この2種類があるね。
個人再生 | 裁判所の許可のもと、借金の元金を最大で10分の1に減額される手続き 残った借金は3年間の分割払いで返済する |
---|---|
自己破産 | 一定の財産と引き換えに借金の返済義務をなくす手続き |
ここでは、それぞれの手続きを検討すべき人を紹介するね。
個人再生を検討すべきはこんな人
- 安定した収入がある
- 借金の総額が300万円以上ある
借金の総額って関係あるんですか?
例えば300万円を3年で完済した場合、毎月の返済額はこのようになるよ。
金利 | 毎月の返済額 |
15%(任意整理前) | 約10万4000円 |
0%(任意整理後) | 約8万3000円 |
【参考:しっかりシミュレーション–知るぽると】
だから、借金が100万円だと個人再生の意味はない。
個人再生では、ざっくり100~500万円未満の借金なら100万円くらいまで減額される可能性があるよ。
だから借金は200~300万円くらいある人なら、個人再生の効果を感じやすいといえるね。
自己破産を検討すべきはこんな人
- 少額の返済もままならない
- 安定した収入がない
- 処分されて困る財産がない
少額の返済がままならないなら、すでに返済期限が過ぎている可能性があり、自己破産の条件に当てはまるかもしれないんだね。
とにかく、今ある借金を今後も継続して返済が難しいなら、自己破産をしたほうがいいってことだ。
返済できない状態がずっと続くと、利息や遅延損害金がどんどん膨らんでいくだけ。
いいことは何もないんだ…。
だから、少額の返済もできないなら、自己破産を考えたほうがいいんだね。
任意整理しなきゃよかったと後悔しないためのポイント
- 複数の弁護士を比較する
- 費用の相場を把握する
- ブラックリストの影響を理解する
複数の弁護士を比較する
弁護士も人だから相性があって、実際に話してみないとわからないからね。
例えば、適当に弁護士を決めてしまってから、実はコミュニケーションが上手くとれなくて案件の進捗がわからないとかあると、不安になってしまうよね。
比較する際は、これらのポイントをチェックしておくのがおすすめだよ。
- そもそも任意整理が向いているのか考えてくれる
- 手続きにあたってデメリットも包み隠さず教えてくれる
- ホームページに債務整理の解決事例がたくさん掲載されている
費用の相場を把握する
弁護士の費用相場 | 手続き費用 | 借入先2-5万円 |
減額報酬金 | 減額分の10% | |
解決報酬金 | 1社あたり2万円以下 |
借入額が少ない場合には、減額できた幅より手続き費用のほうが高くつく可能性があるんだね。
ブラックリストの影響を理解する
わかっていると思うけど、ブラックリストは信用情報に債務整理の記録が乗ることで、借り入れの審査が通らなくなる状態のこと。
手続きするなら、ブラックリストは避けられないからね。
ブラックリストによる主な影響
- 数年間ローンが組めない
- 携帯本体の分割払いができない など
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まとめ
今回解説した内容で、重要な部分をもう一度振り返っておこう!
- 任意整理後に支払いがきつい状態に陥っても絶対に放置しない
- 支払いがきつくなったらすぐに弁護士へ相談する
- 2回目の任意整理・個人再生・自己破産など、きつい状態を解決する方法はある
- 返済がきつい状態に陥らないために手続き前から対策をするのが重要
- どうしても生活がきつい場合は公的支援を利用しよう
- 返済がきつくても任意整理後に借金をするのはNG
でも返済がきつい場合は、2回目の任意整理や追加介入、個人再生や自己破産など様々な対処法があるんですね。
自分はどのように対処するのが最適なのか聞くためにも、まずは弁護士事務所に行って相談してみます!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。