税金だったら少しくらい待ってくれそうだし、ちょっとくらい滞納しても問題ないよね?
住民税の滞納っていつまで待ってもらえるんだろう?
ただし、役所に相談して納税と換価の猶予を認めてもらえれば、理論上は最長4年間猶予してもらえる可能性もあるよ。
ただし、色々条件があるから注意が必要だね。
なんにせよ、住民税は差し押さえまで時間が少ないから、早めに相談するようにしよう。
一定以上の収入がある人が納める必要のある住民税。
会社勤めの方は毎月給料から天引きされていますが、自営業やフリーター、また転職によって無職期間が合った人などは自身で住民税を納める必要があります。
実は、住民税の滞納に対する処分はとても厳しく、早いと1ヶ月ほどの滞納で給料や銀行口座の差し押さえを受ける恐れがあります。
また、先生が話しているように、猶予を受けられる可能性もあるので、早めに役所に相談しましょう。
この記事では、以下の3点を中心に住民税について詳しく解説していきます。
- 住民税の滞納はいつまで待ってもらえるのか
- 住民税を滞納するとどうなるのか
- 住民税を滞納してしまった場合の対処法
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住民税の滞納はいつまでに支払えば問題ない?
住民税の滞納はいつまでに支払えばいいか確認しておこう!
滞納から30日以内に支払えば差し押さえは受けない
逆にいえば、滞納開始から30日が経過するといつ差し押さえを受けてもおかしくない状況になってしまうんだ。
通常の消費者金融などからの借金だと、債権者(お金を貸している側)は差し押さえをするためには裁判所に申し出るなど大変な手続きをしなくてはいけない。
それに対して、住民税や保険料の滞納をした場合は、役所は裁判なしに差し押さえを執行してもいいと法律によって決められているんだ。
(差押の要件)
第四十七条 次の各号の一に該当するときは、徴収職員は、滞納者の国税につきその財産を差し押えなければならない。
一 滞納者が督促を受け、その督促に係る国税をその督促状を発した日から起算して十日を経過した日までに完納しないとき。
【引用:国税徴収法第47条 – e-Gov法令検索】
通常、住民税の支払いを滞納していると、役所は滞納から20日ほどで督促状を発行するんだ。
だから、滞納からおよそ30日が経過すれば差し押さえを受ける可能性があるってわけさ。
住民税の滞納は換価の猶予で基本1年支払いを待ってもらえることも
病気や事故などの、なんらかのやむを得ない事情によって滞納分をすぐに支払えない場合は、下記の制度を利用すれば支払いを待ってもらえるよ。
換価の猶予 | 分割納付が認められその間の延滞税は軽減される
場合によっては納税が原則1年、最長2年猶予される 差し押さえられた財産の売却を猶予してもらえる |
徴収の猶予 | 分割納付が認められその間の延滞税は軽減・免除される
原則1年、最長2年猶予される |
猶予制度が認められることで、分割納付や、延滞税の軽減・免除などがしてもらえるよ。
先生も、役所に確認してみたんだけど、基本は換価の猶予制度を利用して、原則1年で、滞納した住民税を完納できるように計画するんだ。
もし1年で完納できなければ、さらに1年猶予してもらえる。
ただし、基本は換価の猶予制度を利用して最長2年であるケースがほとんど。2年も猶予すれば、だいたいの人は住民税をしっかり完納できるみたいだよ。
この2つの制度を利用して最長4年ってケースはほぼないみたい。だからまずは1~2年をめどに納付できるように、役所に相談しよう。
そもそも放置してると差し押さえを受ける恐れもあるので、早めに相談しましょう!
もしも期日内の支払いが難しい場合は、決して放置せずに役所に相談してみてね。
【参考:税の猶予制度(徴収の猶予、換価の猶予) – 墨田区】
住民税を滞納してしまった場合の対処法
ここでは、住民税を滞納してしまった場合の対処法を解説していくよ!
役所に相談して分割納付をお願いする
給料から天引きされている場合は、毎月住民税を支払うことになるから、すでに1年分が12回に分割されている。
だけど、自分で振り込み用紙で支払わないといけない人は1年分が4回に分割されていて、1回あたりに支払う金額が大きくなりやすいんだ。
もしも決められた期日までに支払いが難しい場合は、役所に相談すれば年12回までの分割払いにして、1回あたりの金額を少なくできる可能性があるんだよ。
減免制度や猶予制度の対象になっていないか確認する
自治体によって減免などの制度を利用できる条件は多少異なるけど、基本的には以下のどれかに当てはまれば検討してみる価値はあるね!
- 住民税などを納付することにより、事業の継続又は生活の維持を困難にするおそれがあると認められること
- 納税についての誠実な意思を有すると認められること
- 猶予を受けようとする住民税等以外に、既に滞納となっている市税等がないこと
- 住民税等の納期限から6ヶ月以内に申請書が提出されていること
- 原則として、担保の提供があること
※猶予を受ける金額が100万円以下であるなど、担保を必要としない場合あり
役所に相談して猶予制度などを利用できれば、決まった金額が支払えなくても差し押さえを受ける心配はなくなるよ。
生活が苦しいという場合は、ぜひ一度相談してみてね。
【参考:猶予制度をご利用ください – 八王子市】
知人などに頼んで一時的にお金を貸してもらい返済する
役所に相談しても減免などを受けられなかった場合には、親族や知人などに頼んで一時的にお金を貸してもらうことを検討するのもアリだよ。
差し押さえを受けたら家族にも迷惑がかかる可能性もあるし、事情を話せば助けてくれる人もいるはずだよ。
ただし、たとえ身内などの親しい間柄であっても、お金の貸し借りをする際はトラブル防止のために借用書を作っておくことをオススメするよ。
補足|住民税を払うためにカードローンなどでの借入は避けるべき!
住民税の延滞金などと比べてもカードローンやキャッシングの利息は非常に高く、結果的により多くのお金を払うことになってしまうからだね。
それに、住民税を滞納してしまうほどお金に困っているようであれば、新たに借金をしても返済ができなくなる可能性も高い。
結局その場しのぎにしかならず、あとあともっと苦労することになってしまうよ。
住民税を滞納するとどうなる?
財産を差し押さえられる
住民税の滞納による差し押さえは、裁判などの手続きをとらずに予告なく行われる。
ある日給料を引き出そうとしたら口座がからっぽだった…なんて可能性もあるのさ。
住民税の滞納によって差し押さえを受ける可能性がある財産は以下の通りだ。
- 毎月の給料の一部
- 銀行口座の預貯金
- 車やバイク
【参考:タイヤロックによる自動車の差押えを実施 – 和泉市】
給料を差し押さえられると会社にもバレる
つまり、会社の人たちにも税金の滞納をしていたことがバレてしまうのさ。
今は会社勤めで毎月住民税が天引きされているからと安心していても、過去の滞納分が原因で差し押さえを受ける可能性はあるから注意してね。
口座のお金がなくなり仕事に差し支えるケースも
銀行口座が差し押さえを受けてしまったら、事業の運転資金がなくなってしまうからね。
取引先に対してお金が払えなかったら信用も失ってしまうし、事業の継続自体が危ぶまれるかもしれない。
差し押さえを受ける前に役所に相談して対処するべきだね。
実際に差し押さえをされた人の声
いくつか差し押さえを受けた人のツイッターを紹介するね。
昨年度の住民税を2期分納付するのを後回しにしてたら、ちゃっかり口座から差し押さえられてたわ
「差押」って書いてあったw
確定申告の時に口座番号入力したからなぁ
— えんがわ (@whole_u_u_life) April 22, 2023
住民税払いたくなさすぎて放置してたらついに差し押さえの連絡きたんだけど、とりあえず電話してゴマスリしたらなんとかなる?
なんで払わなあかんのか誰か説明してほしいわ
所得税も住民税も健康保険料も何のために…— 百合 (@a_o_u_u_i) April 20, 2023
は?毎月35000で差し押さえてきてたのに48000引かれてる‥
え?まじでしねてこと?←住民税分割交渉中なのに差し押さえになった。
え?まじで死ぬけど?— リナ (@rinanya99) April 20, 2023
放置して差し押さえられてから対応するのは大変だから、なるべく早めに役所に相談をするべきだよ。
住民税を滞納してから差し押さえまでの流れ
【滞納翌日〜】延滞金が発生する
延滞税は、税金の滞納が遅れたことに対するペナルティだね。
延滞税は1日経過するごとに増えていくから、滞納が長引くほどどんどん負担が大きくなるよ。
住民税の延滞金は、滞納している金額に対して3~15%ほどの年利で発生する。
滞納期間が長くなると年利も高くなるから、とにかく早めに支払うことが大切だよ。
【滞納から20日間】督促状が発行される
【引用:督促状について – 横浜市】
督促状が届いた時点で支払いが難しい場合は、必ず差し押さえを受ける前に役所に相談してね。
また、督促状が届くまでの間にも役所から電話などで督促を受ける可能性は高いね。
【滞納から30日間】財産の差し押さえを受ける可能性が出てくる
実際に、滞納から30日ですぐに差し押さえをされるケースは少ない。
とはいえ、すでに督促状や電話などで納付を繰り返しお願いしている以上、滞納から30日が経てば行政はいつでも差し押さえができる状態だと覚えておいてね。
借金の支払いによって住民税を滞納してしまった場合には弁護士に相談しよう
借金の支払いが苦しい時には、弁護士に相談して債務整理を検討するのがオススメだよ!
債務整理をすれば借金を合法的に減額・免除できる
破産法や民事再生法といった法律によって定められた正当な手続きなんだよ。
債務整理には以下の3つがあって、それぞれで特徴が異なる。
それぞれのメリット・デメリットを簡単に表にまとめてみたから、参考にしてね。
手続き名 | 概要 | 特徴 |
任意整理 | 債権者と直接交渉して利息をカットする |
|
個人再生 | 借金を最大で10分の1まで減額する |
|
自己破産 | ほぼすべての借金の返済義務を帳消しにする |
|
弁護士なら自分の状況に合わせた解決法を提案してくれる
使ってみたいけど、どれがいいのかよくわからないな…。
だからこそ、債務整理の専門家である弁護士に相談するのがオススメだよ!
債務整理の経験豊富な弁護士であれば、これまでに多種多様な人の借金問題を解決まで導いているはず。
自分の状況に合わせたぴったりの解決法を提案してくれるのさ。
自分で色々と調べるのも大切だけど、難しく考えずにとりあえず弁護士に話を聞いてみるのが借金問題解決への一番の近道だよ!
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住民税は債務整理でも免除できないので注意
債務整理であっても、住民税の支払いは免除されないから注意してね。
住民税や保険料などの未払い分は、『非免責債権(ひめんせきさいけん)』と呼ばれて、債務整理では減額・免除ができないんだ。
非免責債権の一例
- 住民税・保険料
- 交通違反などの罰則金
- 故意で他人に危害を加えたことによる損害賠償金
- 離婚による婚姻費用・養育費
そういった時は、債務整理はとても強力な助けになるはずだよ!
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まとめ
- 住民税の滞納を30日以上続けると財産の差し押さえを受ける可能性がある
- 住民税を滞納しそうな時は役所に相談すれば猶予などの措置を受けられる
- 税金以外の借金の返済に苦しんでいる場合には弁護士に相談して債務整理を検討するべき
それと、通常の借金の返済に困った場合は弁護士への相談をお忘れなく。
法律事務所への相談というと少しハードルが高く感じるかもしれないけれど、ほとんどの弁護士事務所が借金問題に関する相談であれば無料で受け付けてくれるんだ。
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