クレジットカードを支払わないまま放置すると、いずれは財産を差し押さえられる可能性があります。
クレジットカードを払えないと起きるトラブルから正しい対処法、NGな対処法まで詳しく解説します。
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クレジットカードが払えなかった人のつぶやき(体験談)
クレジットカードの滞納が親にバレた
クレカ支払い滞納のハガキ、住所変更前のままだから実家に届いて親に詰められてるやばすぎ
— みう (@0kanehoshi_) September 22, 2022
しばらくの間クレジットカードを作れなくなった
お恥ずかしい話ですが、20代の頃に騙されて600万程の借金を背負って公園に住んでた事がありました。仕事頑張って1年で完済出来たもののクレカ等を数ヶ月滞納し金融ブラックに。先日10年振りにクレカを作る事が出来たのですがこれからクレヒス積むの頑張ります。
— SHO|AsoViva-アソビバ- (@SHO_Mntiz) July 9, 2021
そうすると、クレジットカードを新しく作ったり、ローンを利用したりできなくなるんだよ。
強制解約された
クレカ、強制解約された人ってどのくらいいるのかな…😭😭
もう辛すぎて悲しくて情けない…— 青 (@happyshikanai) September 19, 2022
生活費をクレジットカードで支払っていた場合は、変更手続きするのも面倒ですし。
そうなると信用情報機関に事故情報が登録されるから、クレジットカードを新しく作れなくなるよ。
クレジットカードを払えない場合に起きるトラブル
どんなトラブルが起きるのか詳しく見ていこう!
クレジットカードを一時的に利用できなくなる
利用停止までにかかる期間はカード会社で異なるけれど、滞納から5日程度が一般的だね。
遅延損害金が発生して出費が増える
遅延損害金は、予定日までに料金を支払わなかったことでカード会社が受けた損害に対して支払うお金のことだよ。
滞納している金額×年利÷365日×滞納した日数
例えば三井住友カードの遅延損害金の年利は14.6%だから、30万円を30日滞納した場合は次の金額が上乗せされるよ。
30万円×14.6%÷365日×30日=3,600円
新たにクレジットカードの作成やローンの利用ができなくなる
カード会社や銀行などの金融機関は、借金の審査のときに申込者の信用情報を参照するから、事故情報が登録されていると審査に通らなくなるんだ。
それ以降は事故情報が消えているから、他に事故情報が登録されていなければ審査に通る可能性があるね。
クレジットカードが強制解約される
審査に通らない期間はカード会社によって異なるけれど、永久に通らない場合もあるから注意してね。
分割払いの支払いを強制的に一括払いに変更される
利用規約には、「期限の利益の喪失をしたときは未払い分を一括返済する」という条項が設けられているんだ。
「期限の利益の喪失」は、約束の期日までにお金を支払う約束(期限の利益)を失った(喪失)ことを指すんだよ。
払えない状態を放置すると最終的に財産が差し押さえられる
それでも支払わずにいると、訴訟を起こされて裁判に発展する可能性があるんだよ。
訴状の内容を無視して裁判に出廷しない場合は、敗訴となって差し押さえが行われるんだよ。
少しでも有利な条件で和解したいのなら、弁護士に相談するのがおすすめだよ。
クレジットカードの滞納から差し押さえまでの流れ
1.クレジットカードの利用が一時停止される
クレジットカードは後から料金をカード会社に支払う仕組みだから、利用者との間で信頼関係がなければ利用できないんだ。
2.カード会社から新たな支払いの案内が届く
必ずしも郵便はがきで届くとは限らなくて、電話による口頭で伝えられる場合もあるんだ。
ちなみに勤務先に支払いの案内が届くことはないから、その点は安心してね。
3.カード会社から催促状が届く
最初は普通郵便で届くんだけれど、それでも支払わないと「内容証明郵便」で届くようになるよ。
つまり、内容証明郵便で催促状が届くことは、着々と訴訟に向けて進んでいることを意味するんだよ。
4.クレジットカードが強制解約になる
強制解約された事実は事故情報として信用情報機関に登録されるから、別のカード会社のクレジットカードを作ることもできなくなるんだ。
キャッシュレス決済ができないのは不便だなぁ。
5.未払い分の一括返済の請求が内容証明郵便で届く
そうなると、分割払いやリボ払いにしていたお金も一括返済しないといけなくなるんだよ。
6.訴訟を起こされる
裁判所がカード会社の訴えを認めると、銀行口座や不動産などが差し押さえられてしまうんだよ。
差し押さえできないものの一例を見ていこう。
- 給料や賞与、退職金などの4分3に相当する金額(手取り44万円以上の場合は33万円までが対象)
- 年金や生活保護給付金、児童手当などの公的給付
- 生活に不可欠な家具家電
- 1ヶ月の生活に必要な食料、燃料
- 66万円までの現金
- 業務、学業に欠かせない道具、器具
- 職業、生活に必要な印鑑
- 仏像や位牌、礼拝、祭祀に必要なもの
- 義足や義手など身体の機能を補助する器具
- 消化器や避難器具など法令で設備することが義務づけられている備品 など
クレジットカードを払えないときの正しい対処法
差し押さえについては諦めるしかないんでしょうか?
支払えない旨をカード会社に連絡する
クレジットカードの利用は信頼関係で成り立っているため、なるべく早く支払う旨や支払いに遅れた理由などを伝えることが大切だよ。
例えば、月々の支払額を限界まで引き下げてくれるとか。
確かに、カード会社からそういう提案をされることがあるけれど、月々の支払額が少なすぎると、元金がいつまでも減らなくて利息ばかり支払う事態に陥るかもしれないから注意が必要だよ。
ボーナス払いに切り替える
ボーナス払いなら、ボーナス月までの月々の支払をゼロにできるから、その間に生活を立て直せるかもしれないよね。
何もかもボーナス払いにすると、ボーナス月の支払いがとんでもないことになるから、なるべく今支払った方がいいと思うよ。
ボーナス払いもできなければ、今度こそお手上げになるかもしれないからボーナス払いにする金額は慎重に決めよう!
公的制度でお金を借りる
公的制度の中でも総合支援資金と緊急小口資金ならさいむくんも利用できる可能性があるから、それぞれの対象者や貸付上限額などについて詳しく見ていこう。
【総合支援資金と緊急小口資金について】
総合支援資金 | 緊急小口資金 | |
対象者 | 新型コロナウイルスの影響で収入が減った、または失業し、生活の維持が困難になっている世帯 | 新型コロナウイルスの影響で収入が減った、または失業し、生活の維持が困難になっている世帯(失業状態ではなくともコロナによる収入減少があれば対象になる) |
貸付の上限額 | 月20万円(二人以上世帯) 月15万円(単身世帯) |
|
据置期間(返済が猶予される期間) | 1年以内 | 1年以内 ※令和4年12月末日以前に返済が始まる分については令和4年12月末日まで据置期間が延長される。 |
償還期限(返済期限) | 10年以内 | |
利子・保証人 | 無利子・不要 |
自分が対象になるかどうかは、住んでいる地域の市区町村社会福祉協議会のホームページを見るか電話で確認してみてね。地域福祉・ボランティア情報ネットワークで探すと効率的だよ。
家族や友人からお金を借りる
ただし、お金を借りる以上は借用書を作って、返済期日や利息、遅延損害金などについてしっかり定めることが大切だよ。
家族と良い関係を続けたいのであれば、なおのこと借用書は必要になるんだ。
物を売って一時的に収入を増やす
ただし、支払額が多額の場合は、それだけではまかないきれないかもしれないね。
生命保険の契約者貸付制度でお金を借りる
制度の有無や金額、利用条件などは保険商品で異なるから、契約書を確認してみてね。
解約返戻金をクレジットカードの支払いに充てる場合は保険を解約しないといけないけれど、契約者貸付制度は保険を解約せずに利用できるんだ。
あと、返済を先延ばしにすると利子が増えていって解約返戻金の額を超えると、保険が解約される恐れがあるよ。
弁護士に相談する
債務整理することで、クレジットカードの支払いの猶予や減額、免除などができる可能性があるんだ。
あと、クレジットカードも強制解約になるよ。
あと、弁護士にも得意分野があるから、債務整理を得意とする弁護士に相談しよう。
クレジットカードを払えないときのNGな対処法
放置や無視で逃げ切ろうとする
連絡を無視し続けると訴訟を起こされて、強制的に財産が差し押さえられるんだ。
でも、別の地域に引っ越すとかすれば大丈夫じゃないんですか?住民票も移さなければ連絡先がわからなくなりますよね。
職場がわからなくても「公示送達」といって裁判所と市区町村役場の掲示板に貼り出すことで、訴訟を起こせるようになるんだよ。
分割払いやリボ払いに切り替える
その利用額に、分割払いやリボ払いの返済分が上乗せされた場合、果たして最後まで完済できるのかな?
カードローンで借金をしてクレジットカードの支払いをする
その理由はたくさんあるからわかりやすくまとめるね。
- クレジットカードの支払いに加えてカードローンの返済も必要になる
- カードローンは利息が発生する
- 結局は返済できなくなって信用情報に傷がつくリスクが高まる
- 支払い忘れのリスクがある
しかも、カードローンはクレジットカードと違って利息がつくから、結果的に支払い額が高くなるんですね。
カードローンも返済できなくなって、また別のカードローンでお金を借りるという負の連鎖が生まれる可能性もあるから、カードローンで借金をしてクレジットカードの支払いに充てることはやめようね。
まとめ
クレジットカードを払えないと最終的には財産が差し押さえられることを理解できたかな?
今回、解説した内容を振り返ってみよう!
- クレジットカードを支払えないと一時的に利用が停止される
- 逃げたり放置したりしても結局は財産を差し押さえられてしまう
- 数ヶ月滞納すると強制解約される
- 支払いができないときはカード会社に連絡する
- 債務整理で支払額の減額や支払猶予、免除などを求めるのも方法の1つ
クレジットカードを支払えないと、最終的に財産を差し押さえられることがよくわかりました!
先生が教えてくれた正しい対処法を実践しても全額は支払えなさそうだから、まずは信頼できる弁護士に相談してみます。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。