任意整理

アイフルは任意整理に応じてくれる?応じてくれる条件をまとめました

大手消費者金融の一つであるアイフルですが、最近の財務状況を見る限り、経営が厳しくなりつつあるようです。

そのせいか、「アイフルが任意整理に応じてくれない」という声を見かけましたので、今回はアイフルに対して任意整理が可能なのか、応じてくれるのかを解説していきます。

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そもそもアイフルってなに?

アイフル株式会社は、大手消費者金融の一つです。最近のCMでは、『そこに愛はあるんか?』というフレーズで認知度が広まり、カードローンランキング1位という結果を残しました。

消費者金融の多くが銀行と提携していく中、アイフルはどこの銀行にも属さず、独立した消費者金融であるため、比較的任意整理に応じてくれやすい企業となっています。

アイフルで任意整理は可能なのか?

アイフルからの借金は、返済が苦しくなってしまった場合、任意整理などの債務整理で解決することが可能です。

債務整理の中でも任意整理は債権者に直接交渉するという段階を踏みますので、返済状況や様々な要因でその交渉が難航してしまう場合があります。

アイフルは任意整理に応じるのか?応じないのか?

上記で述べたように、アイフルは基本的に任意整理等の債務整理に応じてくれますが、誰からの交渉にも応じているわけではありません。

次にあげる状況にある方は、アイフルとの交渉が上手くいかない可能性があります。

安定した収入がない

任意整理は、「将来利息等を減額・カットしてもらい、残った借金を返していく」という手続きです。

もともとの借金がすべてなくなるわけではないため、利息等をカットしたとしてもこの先継続して借金を返済していく保証があるのかをアイフル側は重視します。

そのため、安定した収入があることが交渉には必要なのです。

(ただし、専業主婦などでご家族に収入のある方や、不動産収入等で定期的に不労所得があって返済に充てるお金がある場合は、任意整理に応じてくれる場合があります。)

5年で完済できない

任意整理は、「3年~5年という短期で返済する」という約束をする債務整理です。

5年の60回払いを超えた7年(84回払い)に応じてくれている消費者金融もありますが、アイフルでは5年を超える返済計画には応じてくれないと思われます。

また、借入期間・借入残高が短かったり少ない場合は、4年の48回払いまでしか対応してもらえない可能性が高いです。

返済実績が無い

借金をしてから現在までで、アイフルへ1度も返済をしていない場合は任意整理が難しくなるようです。

先述までの応じてくれないケースでは、債権者が債務者に対して、この先確実に返済できると判断できないときに任意整理が難航してしまうというケースでした。

返済実績がない場合は、「初めから返済する気がなく、任意整理が目的で借金をしたのでは」とアイフル側に思われてしまいます。このような場合、交渉が上手くいった事例はほとんどありません。

アイフルからの借金を任意整理する際の注意点

任意整理への対応は厳しくなりつつある

最近は任意整理等の債務整理をする方が増え始め、大手消費者金融の一つであるアイフルも債務整理の対象に度々なっています。

以前までは債務者の状況を踏まえたうえでの対応で任意整理にも柔軟に対応していましたが、近年では和解条件が厳しくなっています。

「アイフル側の資金繰りが上手くいってないからでは」という声もありますが、任意整理においては債権者であるアイフルが有利な立場にあるため、こればかりは仕方のないことだと思われます。

経過利息・遅延損害金は免除されない

経過利息とは、支払を停止してから和解が成立するまで発生した利息で、遅延損害金とは支払を滞納した時に発生する賠償金のようなものです。

アイフルを含め多くの消費者金融では、この経過利息と遅延損害金はカットされない傾向にあります。

将来利息を要求されてしまう可能性がある

将来利息とは、任意整理の交渉が上手くいきアイフル側と和解が成立した後に係る利息の事です。

借入期間が1年未満等で短い場合は、将来利息のカットが難しくなってしまいます。

アイフルだけでなく他社でも、将来利息が請求されるケースは増えてきており、借入期間が半年未満の場合が多いようです。

しかしアイフルでは、1年未満の場合でも将来利息を請求されてしまうケースがありますので、アイフルとの取り引き期間が短い方は、注意して任意整理をするようにしましょう。

任意整理した時のメリット

任意整理をすれば、将来利息をカットすることができますので、元本の返済に集中することができます。

利息をカットできるということは、毎月の返済額を抑えることができますので、生活を少しずつ立て直していくことも可能です。

また、結果として総返済額が減りますので、完済までの期間を大幅に短縮することが可能です。

早期に借金が完済できるようになるのは、任意整理の大きなメリットといえるでしょう。

アイフルの任意整理は専門家に依頼しよう!

多額の借金を抱えてしまうと、毎月の支払が利息に回されてしまい元本がなかなか減らず、そこにまた利息がかかってしまうという負のループに入ってしまいます。

任意整理などの債務整理は、借金を減額する有効な手段です。

任意整理は個人でもできますが、債権者側との交渉・その他手続きで相当な手間と時間がかかってしまいます。

さらに、過去の事例では個人からの交渉には応じてもらえず、応じてくれたかと思いきや任意整理をしてもしなくてもあまり変わらない結果になってしまった方もいらっしゃるようです。

このような事例を増やさないために、任意整理をしたい場合は債務整理の専門家である弁護士や司法書士に依頼することをお勧めします。

交渉の成功率はグンと上がりますし、何より難しい書面の手続きを代行してくれるのは大きなメリットになると思われます。

任意整理を考える方は、すでに返済を滞納している方が大半だと思います。

督促の手紙や電話は滞納している分を返済しない限り止まりませんが、債務整理を弁護士や司法書士に依頼すると、最短で即日で督促を止めることができます。

このように任意整理は専門家に相談するのが、一番早く借金返済のループから脱出する方法だと思われます。

借金は放って置くと利息が膨らむ一方ですので、お早めに専門家へご相談ください。

まとめ

任意整理によって将来利息等の減額ができれば、必ず借金を返済できるゴールが見えてきます。

お悩みの方は、お早めに債務整理のプロである弁護士や司法書士に相談しましょう。

弁護士に相談することで
借金を大幅に減らせる可能性があります。
催促の電話を止めたい
毎月の返済額を減らしたい
返済するのが難しくなった
過払い金があるのか気になる

まずは借金問題の解決実績が豊富な
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著者情報

この記事の監修者
赤堀弁護士
赤堀 太紀 FAST法律事務所 代表弁護士

企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。

監修者の詳細なプロフィール
この記事の筆者
浜北 和真株式会社PALS Marketing コンテンツディレクター

2017年から法律メディアに携わりはじめる。離婚や債務整理など、消費者向けのコンテンツ制作が得意。
監修したコラムはゆうに3000を超える。

20代後半に作ってしまった借金100万円を自力で完済した。

筆者の詳細なプロフィール