アレってホントに無料で診断してくれるのかなぁ…
でも、信頼性に欠けるところがあるし、悪徳業者が運営しているサイトもあるから注意が必要だよ。
インターネットで見かけることの多い「過払い金無料診断ツール」を利用すると、最低限の項目を入力するだけで過払い金の有無や金額をチェックできます。
しかし、なかには「電話番号を入力するだけ」や「メールアドレスを入力するだけ」といったフォームもあるので、こんなところで個人情報を明かしてもいいのか、不安になってしまう方も多いでしょう。
インターネット上の「過払い金無料診断」は安心して利用できるものなのか、利用する際に気をつけるべき点などを確認していきましょう。
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インターネット上の過払い金無料診断を利用する際の注意点
ネットだけじゃなくて、新聞の折込広告やポストインのチラシなどでもみかける機会は多いけど、利用するときは気をつけないといけない点がいくつかあるんだ。
【引用】ヤフーファイナンス
受けても問題ないが結果は参考程度に
だから、診断を受けること自体にはとくに問題はないし、むしろ診断を受けるべきだね。
ただし、どんな方法で診断を受けるのかによって信頼度に大きな差があるから気をつけよう。
反対に、ネット診断は画面の向こうで誰が診断してくれているのかもわからないから、あまり信頼度は高くない。
ネット診断の結果は「参考程度」だと考えておくといいよ。
診断だけじゃなく予約フォームに繋がる可能性も
その場で無料診断してくれるわけじゃなくて、あとで法律事務所などから連絡が入るよ。
予約フォームにつながるサイトが悪いとは言わないけど「カンタンに過払い金診断が受けたい」と思っているならちょっと的外れだね。
中には悪徳業者もあるので注意が必要
電話番号やメールアドレスを把握されてしまい、闇金業者などから融資のセールス電話やDMが入るようになることもあるみたいだよ。
でも、ネットの過払い金診断を利用する際は運営元を確認するくらいの用心をしておいたほうがいいね。
過払い金の無料診断をする前のセルフチェック
ネットの無料診断もいまから説明する4つの項目の確認が中心だよ。
金利20%以上で借金をしたことがあるか
貸金業者がお金を貸すときは金利の上限が決まっているんだけど、以前は「利息制限法」と「出資法」という2つの法律が定める上限が異なっていたために高い金利が設定されていたんだ。
でも、その後の裁判で「利息制限法を超える金利は違法」という判決が下されたから、20~15%を越えた部分は「返しすぎていた」ことになる。
これが過払い金発生の仕組みだよ。
2010年よりも前から借金をしていたか
貸金業法の改正後はグレーゾーン金利が撤廃されているから、基本的に違法な金利を取られてはいないんだ。
最後の返済から10年経過していないか
過払い金請求の時効は10年で、最終取引から10年が過ぎてしまうと請求しても業者側から「もう時効が過ぎている」と断られてしまうよ。
完済と借金を繰り返していたかどうか
もう完済して10年が過ぎた借金もたくさんあるし。
こういったケースは「連続したひとつの取引」とみなされることもある。
自分では時効が過ぎたと思っていても実は時効の範囲内だった…なんてケースもめずらしくないんだ。
正確な過払い金を無料診断するなら専門家に依頼する
すると、きちんとした金額を知りたいときはどうすればいいんですか?
無料で過払い金診断を行っている法律事務所もある
たしかに、弁護士の相談料は30分~1時間で5000~1万円が相場だから、決して安いとはいえない。
でも、過払い金に関する相談や診断は「無料」としていることが多いから、気兼ねなく問い合わせてみるといいよ。
無料で過払い金診断をしてもらいたいなら、過払い金請求に力を入れている事務所を探すといいよ。
宣伝ってわけじゃないけど、僕も無料で診断しているから、もし気になるなら、このページから問い合わせてみてね!
3つの情報があれば過払い金の診断をしてもらえる
- 業者の名称
- 借り入れした金額
- 借り入れていた期間
もちろん、正確な情報を知りたいときはもっと詳しい情報が必要になるけど、その場合は弁護士が代理人として資料を集めてくれるから自分で情報を集めなくても平気だよ。
過払い金請求でよくある誤解
ここでよくある誤解を解いていこう。
過払い金は計算通り全額戻ってくるとは限らない
と言いたいところだけど、実は計算どおり全額の返還を受けられるとは限らないんだ。
実際に回収できるのは6~8割くらいだと考えておこう。もしかすると、1円も回収できないことだってあるんだ。
過払い金請求による損失が肥大して経営が悪化し、倒産してしまった貸金業者も多いんだ。
すでに倒産している業者なら支払いに応じることさえできないよ。
借金を残したままで過払い金は回収できないから、思いどおりに現金が手に入るとは限らないよ。
過払い金の無料診断だけでは過払い金は戻ってこない
過払い金請求では、まず貸金業者から全取引の明細を取り寄せて、過去の取引を正しい金利で計算しなおすんだ。
このプロセスがないと正確な過払い金を算出できないよ。過払い金請求の流れをチェックしておこう。
- 弁護士への相談・正式な依頼
- 弁護士が貸金業者に「受任通知」を送付して取引明細を取り寄せる
- 取引履歴をもとに正しい金利で取引を計算しなおす(引き直し計算)
- 過払い金額を特定して貸金業者に請求する
- 弁護士と貸金業者の間で交渉をかさねる
- 交渉成立、過払い金の返還
ただし、司法書士の場合は過払い金が140万円を超えると代理人として交渉できないんだ。
高額な過払い金を期待できるときは最初から司法書士ではなく弁護士に相談することをおすすめするよ。
過払い金の無料診断だけでは時効は止まらない
もし10年が過ぎそうなら「時効の更新」によってリセットする方法もあるけど、無償診断だけでは更新できないよ。
- 裁判など、法的な手続きによる請求や督促
- 強制執行・担保権の実行・担保権の実行としての競売・財産開示手続き
- 債務の承認(たしかに過払い金があると業者が認めること)
すぐに弁護士に相談して、正式に過払い金請求を依頼したほうがいいね
過払い金の診断を相談する弁護士の探し方
ここで挙げていくポイントに注目しながら弁護士を探してみよう。
過払い金の回収実績があるかどうか
なかにはさまざまな業務を手広く扱うなかで、あまり経験がないのに「過払い金請求もできる!」と宣伝している事務所もあるから気をつけたほうがいい。
もし友人や知人のなかに過払い金請求に成功した人がいるなら、成功実績のある事務所を紹介してもらうのもいいね。
報酬金が高すぎないか
請求先が1社あたり2万円・獲得額の20~25%が相場だね。
あまりにも報酬が高い事務所に依頼すると、せっかく過払い金を回収できても手元に返ってくるお金は目減りしてしまうから要注意だよ。
正式な依頼に踏み切る前に、しっかりと料金体系についての説明を求めることをおすすめするよ。
一番は実際に面談してみること
でも、実際に会ってみないと信頼できる弁護士かどうかを判断するのは難しい。
まずはいろいろ心配するよりも思い切って面談を申し込んでみよう。
まとめ
過払い金があるのかを正確に判断したいなら、弁護士に面談を依頼しよう。
信用できる?
- ネット診断はあくまでも簡易診断、過払い金の有無の目安にしかならない
- 個人情報を収集する悪徳業者が運営しているかもしれないから要注意!
- 詳しい診断結果と回収可能額は弁護士と面談しないとわからない
まずは過払い金があるかどうかの可能性を探ってみて、回収が期待できそうなら弁護士の詳しい診断を受けることをおすすめするよ。
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。