だから、家族に持たせている家族カードも解約になるね。
自己破産は、ほぼすべての借金の返済義務を帳消しにする代わりに、一定の財産を失ってしまう手続き。
自己破産をすると、破産者名義のクレジットカードはすべて解約されてしまうため、家族に持たせている家族カードも解約となってしまいます。
逆に、破産者の家族が契約しているクレジットカードは、名義人が破産者ではないので、家族カードも含めて今後も使い続けられます。
この記事では、以下の3点を中心に自己破産と家族カードの関係について解説していきます。
- 自己破産をすると家族カードはどうなる?
- 自己破産をすると家族もクレジットカードを作れなくなる?
- クレジットカードの代わりになるもの
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自己破産をすると家族カードはどうなる?
自己破産による家族カードへの影響は、誰が契約しているかによって変わってくるから注意してね!
破産者名義のカードはすべて解約される
それと一緒に、家族に持たせている家族カードも解約されてしまうよ。
自己破産をすると、破産者が借りていたすべての借金が整理の対象になる。
つまり、支払いが残っていたクレジットカードに関してはすべて約束していた通りの返済をしないことになるよね。
そうなると、カード会社は契約していたカードをすべて解約してしまうのさ。
自己破産をする際には、未使用のものも含めて自分名義のクレジットカードはすべて申告する必要がある。
これまで使っていないカードを隠しておいて破産してから使おうとしても、財産を調査する過程で必ずバレてしまうんだ。
自己破産の手続き中に一部のカードを隠して使うと、依頼した弁護士に辞任されたり、自己破産自体が認められなくなる恐れもあるから絶対に避けるべきだよ。
またこの後解説するけど、自己破産をするとブラックリストになってしまう。
仮に使ってないカードがあっても、この自己破産の記録を見られるとやっぱりカードが解約されたり、更新できなかったりする可能性があるよ。
自己破産後に5~7年経てばカードが使えるようになる
自己破産などの債務整理をすると、ブラックリストになってしまうからだね。
ブラックリストとは
個人の借金に関する情報を記録している信用情報機関に滞納や債務整理などの事故情報が載っている状態のこと。カード会社や金融機関は審査の際に信用情報機関に問い合わせをするため、ブラックリストだと審査に落ちてしまう。
つまり、自己破産から5~7年経てば再びカードが使えるようになるのさ。
信用情報機関名 | 自己破産をした情報の保管機関 |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) | 契約期間中、および契約終了後5年以内 |
JICC(株式会社日本信用情報機構) | 契約継続中の期間、および契約終了後5年以内 |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 破産手続開始決定日から7年を超えない期間 |
※2023年4月1日時点
破産者の家族名義の家族カードは引き続き使える
つまり、破産者の家族が契約しているクレジットカードは引き続き使えるのさ。
家族カードに関しても同じく、破産者の家族名義のものであれば問題なく利用できる。
だから、自己破産をしたあとにクレジットカードを使いたい場合は、家族が作ってくれた家族カードを利用するのがオススメってわけさ。
自己破産をすると自分の家族もクレジットカードを作れなくなる?
ちなみに、僕が自己破産をした場合、今後家族がカードを作ろうとした時にも悪い影響が出るんですか?
ただし、いくつか例外もあるからそのあたりについて詳しく話していこうか!
自己破産をしても本人以外の審査には影響しない
お金を貸したあとにきちんと返済していける能力があるかを確認するためだね。
その際にチェックされるのは、あくまで本人の信用情報だけなんだ。
つまり、審査を受ける人の家族に過去に自己破産をした人がいたとしても、そのせいで審査に落ちづらくなる可能性は極めて低いんだよ。
自己破産をした本人は審査に通らなくなるけど、自己破産をした人の家族は基本無関係ってことだね。
審査の時に家族の情報も見られる可能性がある
これってデマなんですか?
審査をする際は原則、申し込んだ本人の収入や信用情報を参照する。
ただ、例外的に、配偶者の収入を調べたり、信用情報を参照されるケースもあるんだ。
例えば、申し込んだ人本人に、収入がない場合、夫婦両者の同意のもと、配偶者の収入をもとに審査をしたり、信用情報を参照されたりするケースがあるよ。
配偶者貸付なんていわれてるね。
その際に、夫が自己破産した履歴があると、審査に通らなくなるってことですね。
信用情報機関には、ほとんどすべての国民たちの借金の支払いに関する情報が記録されている。
だからこそ、情報の取り扱いはとても慎重に行われているんだ。
先ほど話した配偶者貸付の場合でも、審査の対象になる配偶者の同意がないと情報を見られることはないんだよ。
そのため、配偶者貸付などの特殊なケース以外では、審査の際に家族が過去に自己破産をしていたかどうかまで調べられることはほぼないと言えるよ。
配偶者の情報が回答されると聞いたのですが、どのような場合ですか?
収入のない方がクレジット会社にローンを申し込む際に、その申込者の配偶者から同意を得たうえで、配偶者の年収をもとに審査がされます。
契約が締結されると申込者本人と配偶者の属性が登録され、回答対象となります。
家族が過去に滞納したカード会社だと審査は通りづらくなる
これは、ブラックリストとは異なる理由なんだ。
実は、信用情報機関のブラックリストとは別に、会社ごとに独自に顧客情報を管理している。
その中に、過去に滞納を繰り返したり、債務整理によって返済が帳消しになった人のリストも必ず入っているんだ。
この状態は、『社内ブラック』とも呼ばれる。基本的に、社内ブラックになると半永久的にその会社では契約ができないんだ。
その人の家族が申し込もうとした際にも、住所や電話番号などから過去に事故を起こした人の家族だとバレてしまう可能性が高い。
そうすると、やはり審査に落ちてしまうってわけだね。
クレジットカードが作れない時に代わりになるものは?
そんな時のために、クレジットカードの代わりになるものについて紹介していくね!
- 家族カード
- デビットカードやプリペイドカード
- QRコード決済などのキャッシュレス決済
①家族カード
家族カードとは
クレジットカードを契約している人が、家族が利用するための2枚目のカードとして発行できるもの。
家族カードのメリット・デメリットをまとめると、以下のような感じだよ!
メリット |
|
デメリット |
|
だから、自己破産の影響で審査に通らない人でも家族カードなら持てるってわけですね。
②デビットカードやプリペイドカード
デビットカード | 支払い分が銀行口座から直接引き落とされる |
プリペイドカード | 事前にチャージした金額の範囲内で支払いを行う |
でも、逆にいえば、クレジットカードのように『今月使いすぎて払えない…。』ということが起こる心配がないとも言えるのさ。
実際の機能を比較してもクレジットカードとそう変わらず使えるから、自己破産などでカードの審査に通らない人にはぜひ利用を検討してほしいね。
クレジットカード | デビットカード | プリペイドカード | |
支払い方法 | 1回払い・分割払い リボ払い・ボーナス払い |
1回払いのみ | 1回払いのみ |
限度額 | 審査により決定 | 預金残高の範囲内(上限あり) | チャージ残高の範囲内 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、銀聯 | Visa、JCB | Visa、Mastercard、JCB |
審査 | あり | 原則なし | 原則なし |
年会費 | 無料~数十万円 | ほとんどが無料 | ほとんどが無料だが、 発行手数料が発生する場合あり |
家族カード | ほとんどが発行可 | ほとんどが発行不可 | 発行不可 |
ETCカード | ほとんどが発行可 | 発行不可 | 発行不可 |
Apple Pay | ほとんどが対応 | 非対応 | 一部カードのみ対応 |
③QRコード決済などのキャッシュレス決済
QRコード決済とは、スマホに専用のアプリを入れて、レジなどで会計の際にQRコードを提示することによって支払いができるサービスだね。
あらかじめ銀行口座やATMからチャージしておいた金額だけ使えるから、先ほど紹介したプリペイドカードとほぼ同じような感覚で利用ができるよ。
銀行口座と紐づけての利用ができるものもあってとても便利なのさ。
自己破産について不安な点があれば弁護士に相談しよう!
でも、自己破産って調べただけだとわからないことも多くて色々不安だなあ。
自己破産について不安な点がある時には、すぐに弁護士に相談してみよう!
借金問題に関する相談は無料が多い
実は、借金トラブルに関する相談はほとんどの弁護士事務所で無料で受け付けてもらえるんだ。
借金の返済に困って自己破産などを検討している人は、弁護士費用も工面できないくらいお金に困窮しているケースが多い。
だからこそ、少しでも気軽に相談してもらえるように弁護士事務所も無料相談を受け付けているってわけさ。
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でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
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自分に合った債務整理を提案してもらえる
実は、自己破産以外にも借金を減らす手段はあるんだ。
主に紹介したいのは任意整理と個人再生の2つだね。
任意整理 |
|
個人再生 |
|
だけどその分、一定以上の価値がある財産は手放さなくてはならないなどのリスクも大きいんだ。
どの債務整理を選ぶべきかは、その人の借金の総額や生活状況によってまったく異なる。
だからこそ、借金問題を解決するプロフェッショナルである弁護士に相談して自分にぴったりの債務整理を見つけるべきなんだよ。
LINEから無料で匿名相談できる事務所もあるから、まずは話だけでも聞いてもらうのがオススメだよ!
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借金に悩まされる生活はとても辛く苦しいものです。
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自己破産後の生活についてもアドバイスしてくれる
今日は家族カードをはじめとしたクレジットカードの代替案をいくつか紹介してきたね。
だけど、それ以外にも自己破産をしたあとの生活について気になるところは多いんじゃないかな?
たとえば、以下のようなことについて、不安な点があればアドバイスがもらえるはずだよ!
- 子どもの奨学金について
- 賃貸契約をする際の注意点
- ローンが組めない間に頼れる公的支援制度について など
これまでにたくさんの人の借金を債務整理で解決してきているから、借金に困った人たちが今後の生活に向けて抱えている不安に関してもよくわかっているのさ。
色々とネットで調べるのも大切だけど、専門家に相談してみれば今の悩みも案外早く解決するものだよ!
まとめ
- 自己破産をすると家族カードも含めて破産者本人名義のカードはすべて解約となる
- 自己破産をしたあとでも配偶者などの家族名義の家族カードは問題なく利用できる
- 自己破産に関する相談は借金問題の専門家である弁護士に相談しよう
僕も一旦弁護士に相談してみて、それから今後のことを考えてみようと思います!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。