もしかして借金をしていて、何ヶ月か返済を滞納していない?
特別送達で郵便が届いた場合、心当たりがなくても放置していると大変なことになるかも…。
今日は特別送達を無視するリスクや正しい対処法について、弁護士の先生に解説してもらおうか。
特別送達で郵便が送られてきた場合、心当たりがないからと言って絶対に放置することだけはしてはいけません。
特別送達で送られてきた郵便を放置してしまうと、勝手に裁判の手続きが進められてしまって財産や給料が差し押さえられてしまう場合もあります。
今回の記事では、特別送達について無視・受け取り拒否するリスクや正しい対処法について解説します。
\家族に内緒で月々の返済を減らしたい人はこれ!/
任意整理とは?内容や特徴メリット・費用などすべてを解説!
\借金が返済できない人はこれ!/
自己破産とは|自己破産のデメリットや費用などをわかりやすく解説
\どっちが自分にあってるの?知りたい人はここ!/
LINEで無料相談!
そもそも特別送達とは?
特別送達とは裁判所からのお知らせを届ける手紙のこと
特別送達
第四十九条 特別送達の取扱いにおいては、会社において、当該郵便物を民事訴訟法(平成八年法律第百九号)第百三条から第百六条まで及び第百九条に掲げる方法により、送達し、その送達の事実を証明する。
【引用:郵便法第49条| – e-GOV法令検索】
受取人が受け取りを拒否したとしても、法律上は受け取ったとしてみなされてしまうのが特別送達の特徴なんだよ。
特別送達っていうのはこういうのだね。
これが裁判所から届く『特別送達』です。
普通郵便で届く事は絶対にあり得ません。
知人に届いたので今から知人宅に向かいます。(法律関係の仕事をしていますので) pic.twitter.com/0UL5zrAl60
— 亀ちゃん (@kameboudesu) June 30, 2019
特別送達でこれが来た時はちょっとビビったけどな。 pic.twitter.com/tWVhorl53N
— ぼのぼのですよ (@bonobonodesuyo) February 27, 2021
特別送達は主に訴状や支払督促で届く
それで、一体どんな内容が書いてあるんですか?
訴状 | ・債権者(お金を貸している人)が、借金の返済のために裁判を起こしたことを知らせる手紙。 |
支払督促 | ・債権者の申し立てによって、裁判所があなたに支払いを命じる手紙。 |
どちらも、届いた後に放置していると裁判が勝手に進められて財産の差し押さえなどが強行される恐れがある。
つまり、特別送達で手紙が届いた時にはすぐに正しい対処をしなくてはいけないってわけさ。
特別送達は配達員が本人か家族に手渡しをする
つまりポストなどに裁判所からの手紙が届くっていうのはあり得ないのさ。
もしも『訴状』なんて書かれた手紙がポストや郵便受けに入っていたら、架空請求の詐欺を疑って消費生活センターなどに相談するのがいいよ。
特別送達は拒否・無視できない!
家族や同居人が受け取っても送達が完了したとみなされる
この配達方法は補充送達と呼ばれているよ。
(補充送達及び差置送達)
第百六条 就業場所以外の送達をすべき場所において送達を受けるべき者に出会わないときは、使用人その他の従業者又は同居者であって、書類の受領について相当のわきまえのあるものに書類を交付することができる。郵便の業務に従事する者が日本郵便株式会社の営業所において書類を交付すべきときも、同様とする。
2 就業場所(第百四条第一項前段の規定による届出に係る場所が就業場所である場合を含む。)において送達を受けるべき者に出会わない場合において、第百三条第二項の他人又はその法定代理人若しくは使用人その他の従業者であって、書類の受領について相当のわきまえのあるものが書類の交付を受けることを拒まないときは、これらの者に書類を交付することができる。
【引用:民事訴訟法 – e-Gov法令検索】
受け取り拒否しても送達が完了したとみなされる
特別送達にも受け取りのサインや印鑑が必要なんだけど、受取人が受け取り拒否をした場合はその場に置くだけで配達したと法律上みなされてしまう。
(補充送達及び差置送達)
第百六条 就業場所以外の送達をすべき場所において送達を受けるべき者に出会わないときは、使用人その他の従業者又は同居者であって、書類の受領について相当のわきまえのあるものに書類を交付することができる。郵便の業務に従事する者が日本郵便株式会社の営業所において書類を交付すべきときも、同様とする。
3 送達を受けるべき者又は第一項前段の規定により書類の交付を受けるべき者が正当な理由なくこれを受けることを拒んだときは、送達をすべき場所に書類を差し置くことができる。
【引用:民事訴訟法 – e-Gov法令検索】
不在・居留守の場合は休日や会社に直接届けられることも
引越しをしても逃げられない
そして原告は、住民基本台帳法12条の3に基づいて、借金の返済を滞納している相手方の住民票写しを請求することができるんだ。
特別送達を無視・受け取り拒否するリスク
会社や家族に渡されて借金や裁判していることがばれる可能性がある
だから借金する特別送達の郵便が会社や家族に渡されてしまい、そこから借金している事や裁判にまで発展してしまっていることがばれてしまう可能性があるんだ。
裁判で相手の言い分がすべて認められてしまう
場合によっては、すぐに財産や給料の差し押さえをされてしまう可能性もある。
相手の言い分がすべて認められてしまうことを防ぐためにも、特別送達が届いたらすぐに弁護士へ相談しよう
給料や預貯金などの財産を差し押さえられる
- 給料の一部(最大4分の1)
- 銀行口座の預金
- 持ち家やマンションなどの不動産
- 自動車、バイク
一度差し押さえを受けると解除してもらうのも大変だから、必ず差し押さえられる前に弁護士に相談しよう。
\LINEで無料相談しよう!/
借金に悩まされる生活はとても辛く苦しいものです。
でも大丈夫!専門家に相談することで明るい未来が待っています!
少しだけ勇気を持ってLINEで無料相談してみましょう!
友達登録して専門家に相談しよう!
特別送達が送られてくるケース
ただいくつかのケースに該当する場合、身に覚えがなかったとしても特別送達で郵便が送られてくることがあるんだ。
ここでは、特別送達が送られてくる可能性のあるケースについて解説していくよ。
借金を長期間滞納している
長期間返済を滞納している債務者がいる場合、債権者は裁判所に対してまず支払督促の申し立てを行う。
この支払督促というのは、債権者が債務者の財産や給料を差し押さえるために行わなければならない必要な法的手続きなんだ。
支払督促に関して心当たりがないからといって放置してしまった場合、突然財産や生活に必要な給料が差し押さえられてしまう可能性があるんだよ
税金を滞納している
ただし税金の場合は借金と異なり、地方自治体や税務署は支払督促を行うことなく裁判所に対して直接差し押さえの申立を行うことができるんだ。
もし税金を滞納していて特別送達が送られてきた場合、すぐにでも適切な対処をしないと財産や給料が差し押さえられてしまうから注意してね。
裁判で判決を下されたが無視している
裁判で判決を下されたにもかかわらずそれを放置していると、判決が確定してしまう。
判決が確定したら、債権者は債務者の財産や給料を差し押さえることができるんだよ。
自己破産の手続きをしている
万が一この書類を放置してしまった場合、申立をしていた自己破産が認めてもらえないこともある。
自己破産の申立をしている時は、裁判所から特別送達が届いたらすぐに確認をして、弁護士にどのように対処すべきか聞くのがおすすめだよ。
特別送達が送られてきた場合の正しい対処法
特別送達の不在票が入っていたらすぐに受け取る
もしも特別送達の不在票が入っていたら、必ずすぐに受け取るように手続きをしよう。
『受け取らなければ裁判も認められないかも?』なんて思って無視をしようとしても無駄。
裁判所からの手紙である特別送達を無視しても、受け取ったとみなして裁判を進められるというルールがあるんだ。
具体的には『公示送達』や『付郵便送達』といった手続きだ。
だから、特別送達の不在票が入っていたらすぐに問い合わせて受け取ってね。
【参考:意思表示の公示送達の申立てをされる方へ – 裁判所】
詐欺ではないか内容をすぐに確認する
最近は、特別送達による郵便を装って相手を騙し詐欺の手口が急増しているんだ。
特にはがきであるにも関わらず金銭の振り込みを促してきたり、何かしらの勧告をしてきたりするものは詐欺である可能性が高い。
怪しい郵便が届いたら、証拠のために保管して電話などもしないようにしてね。
- 民事訴訟管理センター
- 国民訴訟通達センター
- 地方裁判所管理局
本当の裁判所からの特別送達郵便は「特別送達」と表に記載されていて、裏には「郵便送達報告書用紙」こういうものが添付されている。
もし普通郵便できている場合は詐欺である可能性が高いから、警察や弁護士の人に相談してね。
異議がある場合は2週間以内に申し立てをする必要がある
異議申し立てと聞くと難しいようにも思えるけど「一括返済ではなく分割返済にしてほしい!」や「自分には身に覚えのない借金だった」といった主張も立派な意見だからね。
弁護士に相談する
弁護士に依頼すれば適切な対処をしてくれるだけではなく、2週間以内にしっかり異議申し立てもしてくれるからね。
特別送達が届いた時に弁護士に相談するメリットとは
弁護士に相談することには以下のようなメリットがあるんだ。
- 特別送達が届いた原因を探ってくれる
- 自分の状況に適した解決法を提案してくれる
- 強制執行・差し押さえを回避できる
- 債務整理を依頼すれば債権者からの取り立てを止められる
特別送達が届いた原因を探ってくれる
なかには『そんな書類を受け取るなんてまったく身に覚えがない!』という人もいるかもしれない。
だけど、特別送達で送られてきた裁判所からの手紙が間違っている可能性はとても低いんだ。
身に覚えがなくても、覚えていないほど昔の借金について債権者が裁判を起こしたというケースが多い。
相手方が誰だかわからなければ対処の取りようもないけど、弁護士にすれば特別送達が届いた原因を探ってくれるから、正しい対処が取れるのさ。
自分の状況に適した解決法を提案してくれる
今すぐには難しくても、分割すれば請求された金額を支払っていけるのであれば、債権者との間に入って分割払いなどの交渉も行なってくれる。
また、支払いがどうしても難しい場合には、債務整理という借金減額の手続きもしてくれるのさ。
債務整理については『特別送達が届く前・届いたら無視ではなく債務整理をしよう!』で改めて説明するね。
とにかく、弁護士は借金や裁判の問題を解決するプロだから、それぞれの状況に適した解決法を提案してくれるはずだよ!
強制執行・差し押さえを回避できる
だけど弁護士に相談すれば未然に差し押さえの回避が可能だよ!
裁判所から特別送達が届いたということは、数週間ほどで強制執行(差し押さえ)が起こってしまう状況。
できる限りすみやかに弁護士に相談しなくてはいけないよ。
債務整理を依頼すれば債権者からの取り立てを止められる
だけど、特別送達で裁判所から連絡を受けるくらいの人であれば、他の会社からもお金を借りていて多重債務となっているケースも少なくないはず。
そんな中で、弁護士に債務整理を依頼すれば、その他の債権者からの取り立てをストップさせることができるんだ。
これは受任通知のおかげだね。
受任通知とは
債務整理を依頼された弁護士が債権者に対して『わたしがこの人の債務整理を担当することになりました』と伝える手紙。
とにかく、特別送達が届いたって状態はかなり危険だといえる。
弁護士に相談すれば、ひとつずつ問題を解決していけるはずだよ!
\専門家に無料相談しよう/
▼感謝の声多数!▼
でも、LINEで相談だけもしてみようかと思って勇気を持って友達追加してみたんですよね!
そしたら、その日のうちに問題が解決して、次の日からは借金に悩まず生活できるようになりました!
対応も早くて丁寧でしたのでとても感謝しています。
友達登録して専門家に相談しよう!
特別送達が届く前・届いたら無視ではなく債務整理をしよう!
借金問題は、特別送達が届くまで放置するのではなく「債務整理」で解決するのがおすすめだよ。
任意整理・個人再生・自己破産の3つの種類があって、それぞれ次のような効果があるんだよ。
- 任意整理:貸金業者と直接交渉して利息をカットできる手続きのこと
- 個人再生:裁判所を通して手続きを行うことにより借金を大幅に減額できる手続きのこと
- 自己破産:裁判所を通して手続きを行うことで借金の返済義務が免除になる手続きのこと
どの手続きが自分に適しているかどうか見極めるためには、まず弁護士に聞いてみるのがおすすめだよ。
抱えている借金の額や収入の状況によって、最適な債務整理がどれなのかアドバイスしてくれるからね。
特別送達を無視し続けた人の末路
特別送達が届いてすぐに弁護士事務所へ相談した人の体験談も紹介するから、放置していたのとしていないのとではどれだけ違うのか対比してみてね。
特別送達が届いても無視・放置し続けていた人の体験談
【特別送達が届いても無視・放置し続けていたAさん】
ある日、突然家に特別送達で郵便が届きました。 内容は「法的手続きを予定している」というものでした。
それまで借金を何ヶ月も滞納していたので心当たりはあったのですが、結局裁判などになることがなかったため甘く見ていました。
その後また時間が経ってから、財産や給料が差し押さえられてしまったので、慌ててFAST法律事務所に相談へ行きました。
既にもう財産や給料も差し押さえが始まっており、家族や会社の人にも借金を抱えていたことや裁判沙汰になっていることが知られてしまいました。
結局自己破産をすることとなったのですが、弁護士の方にもすぐに相談に来れば家族や会社の人に知られることなく、他の方法で解決できたかもしれないと言われて後悔しています。
特別送達の郵便が届いたら、自分に関係ないことだとは思わずすぐに弁護士の方に相談してください。
特別送達が届いてすぐに弁護士事務所へ相談した人の体験談
【特別送達が届いてすぐに弁護士事務所へ相談したBさん】
少し前に突然特別送達で「 裁判所への提訴予告通知書」というのが届きました。
その当時借金をしていて返済を滞納していたこともあったので、すぐにどのように対処すればよいのかFAST法律事務所さんへ相談に行きました。
財産や給料などが差し押さえられてしまう前だったので、任意整理の手続きを弁護士さんに進めてもらうことで解決することができました。
家族や会社の人にも知られないように手続きをしてもらえたので、誰にも知られることなく借金問題を解決することができたのは本当に助かりました。
すぐに対処すれば会社や家族にバレることなく、債務整理の手続きも進められる。
もし特別送達で郵便が届いたら、迷わずすぐに弁護士へ相談してね 。
まとめ
最後にもう1度大切な部分をおさらいしておこう。
- 特別送達は受け取りの拒否ができない
- 特別送達を無視していると財産や給料の差し押さえに発展する可能性が高い
- 特別送達が届いたら詐欺ではないか確認してすぐに弁護士へ相談すること
- 借金問題は特別送達が届くまで放置するのではなく早めに債務整理で解決するのがおすすめ
特別送達は絶対に無視してはいけないんだね…。
ぼくもこないだ特別送達が届いて関係ないと思って無視していたんだけど、やばそうだからすぐに弁護士事務所に入ってどうすべきか聞いてくる!!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。