闇金とは、貸金業としての許可を得ていなかったり、法外な金利でお金を貸し出している違法な金融業者のことをいいます。
この記事では闇金の定義や手口、トラブルに会った際の対処法を紹介します。
闇金からお金借りようかと思ってるんだよね…闇金から借りたお金は返さなくていいって聞いたことあるし…。
絶対やめといた方がいいよ!
だけど、闇金って本当に漫画やドラマみたいに怖いのかな…?
借金の返済にお困りの方で、闇金の利用を考えている方はいませんか?
または、今お金を借りている相手が闇金かもしれない、とお困りの方はいませんか?
この記事では、闇金の見分け方や具体的な手口を紹介し、さらに、闇金への対抗策についても紹介します。
この記事を読めば、闇金に関する基礎知識がすべて身につきますよ!
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闇金とは
そして、現在法律で定められている上限利率は、以下の通りです。
元本の金額が10万円未満のときの上限金利 | 年20% |
元本の金額が10万円以上から100万円未満のとき上限金利 | 年18% |
元本の金額が100万円以上のときの上限金利 | 年15% |
でも先生、闇金って、いわゆる「トゴ(10日で5割)」みたいに、年率以外で表記したりしていて、年率だとどうなるのか分かりづらいイメージがあります。
そのため、③年率以外で利息を表記している場合、も闇金ということになりますね。
- 貸金業登録の有無を確認する
- 上限利率を超えていないか確認する
- 年率で表記されているか確認する
なお、法律上、正規の貸金業者は登録された電話番号以外の電話番号を掲載することが禁止されています。
闇金が正規の業者の登録番号だけを標ぼうしていることもあるので、日本貸金業協会に登録されている電話番号と、チラシ等の電話番号とが一致しているかも確認しましょう。
闇金の手口
そういえば先生、最近は闇金の手口が巧妙化していて、パッと見は闇金に見えない業者が増えているって聞いたことがあります。
最近ではTwitterなどのSNSで「個人融資します」とメッセージを送ってきたり、「給与債権を買取る」などと言ってきたりするようです。
基本的には、DMや電話、ファックスなどで、頼んでもいないのに一方的に勧誘を行ってくる業者は、全て闇金と考えるくらいの認識でいたほうがいいと思います。
闇金の怖い取り立ての事例
先生、闇金といえばメチャクチャ怖い取立てを行うイメージがあるんですが、本当なんですか…?
彼らは違法な貸金業者であって、もともとアウトローな存在ですから、「逮捕上等」といった感じで、苛烈な取立て行為を行ないます。
近年は随分おとなしくなったと言われますが、それでも私の元にも次のような被害報告が届いています。
- 職場や親族に対し、昼夜を問わず何度も電話かける
- 子どもの学校に電話をかける
- 自宅や職場に押しかける
- 自宅・職場の付近にビラを貼ったり、拡声器で怒鳴ったりする
- 他の金融機関からお金を借りさせる
闇金○○くんの世界だ…。
しかも、「他の金融機関からもお金を借りさせる」って、その「他の金融機関」も闇金だったりするんでしょ?怖すぎる…!
闇金について知っておくべき5つのこと
先生、ほかに何か闇金について知っておいた方が良いことはありますか?
1:返済の必要はないこと
さきほど紹介したように、闇金行為は法律違反行為であり、法律上、「不法原因給付」(民法708条)と呼ばれます。
民法708条(不法原因給付)
不法な原因のために給付をした者は、その給付したものの返還を請求することができない。ただし、不法な原因が受益者についてのみ存したときは、この限りでない。
【引用:民法 – e-Gov】
ただし、「最初から踏み倒すつもりで闇金からお金を借りた」という場合には、闇金からの催促を止めることは難しく、むしろ借主が詐欺罪で捕まってしまう可能性もあります。
そのため、踏み倒し目的で闇金からお金を借りることは、絶対にやめてくださいね。
2:すでに返済したお金を取り返せること
さらに、既に返してしまったお金については、損害賠償として取返すこともできる、とされています。
最高裁判決平成20年6月10日民集62・6・1488
本件ヤミ金融業者が借主(被害者)に対して行った一連の行為(著しく高利での貸付けや、弁済の名目で金銭を受領した行為)は不法行為となる。借主(被害者)はヤミ金融業者に元利金の弁済として支払った金額全額を損害として、損害賠償請求をすることができる。
3:弁護士に依頼すれば取り立てがストップすること
でも、闇金は正規の金融業者じゃないから、取立て行為がやむことはないのでは…?
闇金業者は貸金業法等の縛りを受けない存在なので、法律上は取立行為を禁止されることはありません。
しかし、闇金がもっとも恐れることは、貸金を回収できなくなることよりも、むしろ逮捕されたり、回収に時間的コストがかかってしまうことです。
つまり、闇金としても不要なトラブルはなるべく避けたいと思うものなので、弁護士が介入することによって「この債務者は面倒だ」と思わせることができれば、取立行為がストップすることがほとんどです。
4:自分で交渉する必要はないこと
だけど先生、闇金に対して「もう払わない!」とか「金返せ!」って言うの、正直かなり怖いんですけど…。
でっかい黒い車が家にやって来たりしませんか…?
闇金に対しては毅然とした態度で立ち向かうべきではあるのですが、なかなか難しいと思います。
相手は脅迫のプロでもありますからね。
そこで、交渉および法律のプロである私たち弁護士に依頼してもらえれば、「ややこしい債務者だ」と思わせることによって、早期解決を目指すことができます。
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5:刑事告訴できること
闇金行為や苛烈な取立て行為はいずれも犯罪ですから、しっかりと警察に被害状況を伝えれば、警察に捜査してもらうことができます。
闇金は「警察に行っても意味がない」などと言ってくることもありますが、実際には警察に行かれると困るからそのようなことを言うだけです。
とはいえ、残念ながら警察がすぐに動いてくれない場合もあります。
このような場合にも、私たち弁護士が状況を整理し、警察に届出る書類を作成することによって、警察が動いてくれやすくなります。
弁護士費用はどれくらい?費用を準備できない場合は?
じゃあやっぱり闇金対応も弁護士に依頼した方がよさそうですね。
先生、闇金対応を依頼した場合の費用はどれくらいですか?
ただし、闇金に支払ってしまったお金を取返すための裁判を行う場合には、追加で費用がかかることになりますね。
最近では多くの弁護士が費用の分割払いに応じているため、まずは費用の点も含め、相談に行ってみるのが良いと思いますよ!
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まとめ
- 闇金からは絶対に借りない!
- 闇金かも?と思ったら、今回紹介した確認方法を使おう
- 闇金とはひとりで戦わず、弁護士にお任せしよう
身体や財産に危害が加わるおそれがある場合には、警察も直ちに動いてくれますからね!
企業法務をはじめ、債務整理関連の案件、離婚・男女トラブルの案件、芸能関係の案件などを多数手がける。