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エンジェル投資家とは!?出資のメリットやアプローチの方法を徹底解説!!

当メディア「スタートアップドライブ」は、多くのフリーランスやスタートアップ企業の方を中心に多くの方々にご覧頂いているメディアであり、毎回多くの反響を頂いています。

また、頻繁に頂くご質問やご要望として「エンジェル投資家を紹介して欲しい」「エンジェル投資家に投資してもらうためには何をすればよいか?」などの反響が非常に多いことがわかりました。

今回はそのような質問にお答えするため、エンジェル投資家に関する基礎的な知識や、知られざるエンジェル投資家の経歴、出資してもらうコツについて解説していきます。

エンジェル投資家とは?

エンジェル投資家の概要

エンジェル投資家とは、起業したばかりのスタートアップや、これから本格的に事業を展開する予定の未来のある企業を中心に資金的援助を行う個人投資家です。

「この企業は、将来きっと上場して大きくなるはずだから、早い時期に投資をしてリターンを受け取ろう」「経営者の人間性に共感した。会社が成長する喜びを分かち合いたい」「ビジネスモデルに魅力がある」など意図は様々ですが、エンジェル投資家の多くは元起業家や現役の経営者であることが多いとされています。

このことから、エンジェル投資家との接点を持つことで、スタートアップ企業は資金だけでなく経営のアドバイザーを獲得することができるのです。

また、有名なエンジェル投資家の中には、インターネット界隈で有名な経営者だった方や、かつて上場を達成し新興市場を賑わせた著名な経営者の方も多くいらっしゃいます。

エンジェル投資家のキャリア

エンジェル投資家には、元経営者や現役の経営者が多いという話をしましたが、実際にはどのようなキャリアの方が多いのでしょうか?
以下は、近年活躍するエンジェル投資家の主なキャリアの具体例です。

  • 大型スタートアップ出身(グリー、mixi、DeNAなど)
  • 元学生起業家出身
  • 大手人材企業出身(リクルート、インテリジェンス)
  • 外資系コンサル出身(マッキンゼー、アクセンチュアなど)
  • 外資系金融出身(ゴールドマンサックス、ドイツ証券など)

これらがエンジェル投資家のキャリアで主要なラインナップですが、やはり対スタートアップの仕事であることもあり、「優秀で独立志向の高い人物」が多い印象です。
有名なエンジェル投資家を調べながら彼らのキャリアに目を向けてみても面白いかもしれません。

エンジェル投資の特徴

エンジェル投資のメリット

エンジェル投資における最大のメリットは、プロ経営者を事実上のアドバイザーとして招くことができる点です。

前述した通り、エンジェル投資家は現役の経営者や元経営者であることが多いことが特徴です。また、スタートアップから会社を大きくした経験を持つ方も多いため、特にスタートアップ企業にとってはロールモデルとなり得る人が多いといえます。

また、知名度の高い投資家から出資を受けると「株式会社〇〇にエンジェル投資家である〇〇氏が〇〇円出資」などとニュースメディアなどで報道されることで、会社としての知名度をあげることができます。また「〇〇氏が投資する会社だったら間違いないだろう」というポジティブな評価を獲得することで、相乗効果による追加出資を見込むことも可能です。

資金の返済という側面においてもエンジェル投資家による投資は魅力的です。
エンジェル投資家からの出資は、株主による出資と同様、返済義務がありません。
もちろん、会社から利益が出た場合、投資の見返りとしてエンジェル投資家に報酬をバックできることが理想的ですが、銀行からの融資のように利息が返済義務として発生するわけではないのです。

VCとの違い

エンジェル投資家と似たような存在の一つがVC(ベンチャーキャピタル)です。
VCもエンジェル投資家と同様に、これから成長が見込まれるスタートアップ企業をメインに投資しますが、エンジェル投資家とは、大きく2つの点が異なります。

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1つ目は、出資額です。
エンジェル投資家は現役の経営者や元々経営者であった方が多いため「お金持ちの人」ではありますが、あくまで個人であり、ベンチャー投資を専業で行う企業ほど一般的に出資額は多くありません
そのため、VCの出資額が億単位に及ぶことも珍しくない一方、エンジェル投資家による出資額が数百万から数千万が相場となります。

2つ目は、投資する際の判断です。
VCの投資目的は、会社として利益を計上するためなので、投資先企業の事業計画、経営指標、成長性などに最大限の注意を払い、リターンの確率や投資した場合の利益を非常に重視します。
また、万が一、投資判断を誤った場合、会社が傾いてしまうなど、取り返しのつかない事態に発展してしまう可能性があるため、特に経営指標を厳しく精査したうえで投資を行うのです。

無論、エンジェル投資家もVCと同様、投資先企業の成長性や経営指標に関して最大限の注意を払います。
しかし「投資先経営者の人間性」「ビジョンや事業目的への共感」などの観点を重視する場合も多く、結果としてVCからの出資を受けるよりもハードルは下がる傾向があります。

エンジェル投資家から出資を受けるために

投資家との接点を作ろう!

ここからは、エンジェル投資家との接点を作る方法を解説します。
いくつか手段がありますが「イベント」「マッチングサイト」「クラウドファンディング」の3つの方法が代表的な手段です。

「イベント」は経営者がピッチイベントやピッチコンテストに参加し、プレゼンテーションを行うことで、自社の製品やサービスの魅力を伝え、出資者を募る方法です。
また、国内の代表的なイベントとしては、シリコンバレーでスタートした「TechCrunch Tokyo」や三井住友銀行と日本総研が共同で設立した事業コンソーシアム「未来」が有名です。

「マッチングサイト」や「クラウドファンディング」は、事業内容や経営者の情報を公開し、投資家とのマッチングや出資を目的とした手法であり、ッチングサイト「Founder」や、クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」が有名なプラットフォームとなります。

魅力的なビジョン・事業にしよう!

エンジェル投資家からの出資を受けるためには、当然のことながらエンジェル投資家にとって会社や事業が魅力的である必要があります。
そのためには、合理性と将来性を持つ「事業計画書」や、魅力的な「ビジョンや理念」乗り越えるべき「課題」を明確化しておかなければいけません。

さらに、エンジェル投資をする上でのポイントから考えると経営者の人間性や信頼性が非常に重要な要素となります。

また、エンジェル投資家の場合、事業内容やビジョンによっては、向こう側からアプローチしてくることも珍しくないのです。
スタートアップの方は、合理性を持った事業計画や、魅力的なビジョン・ミッションを作成し、投資家サイドへ好印象を与えることができるように努めましょう!

まとめ

この記事では、エンジェル投資家についての基本的な情報や投資を受ける際のポイント、接点の持ち方などについて説明しました。
創業まもないスタートアップ企業は何かと経費がかかる一方で、金融機関やVCから資金を調達することは非常にハードルが高い調達方法です。

また、利子や担保が義務化されていないという観点や、企業のブランドイメージ向上に繋がるという点からもエンジェル投資家から出資を受けることができるメリットは大きいといえます。

魅力的なビジョンの策定や合理性の高い事業計画書を作成し、対外的な情報発信を積極的に行うことで、エンジェル投資家のハートを掴みましょう!

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