過払い金請求をするとカードを使えないって本当？ローンは組めるか調査

取り返すぞ！

おそらく、その時点でセゾンカードは強制解約になってしまったし、今後もセゾンカード相手では新規作成などもできない状態になってしまっただろう。

その状態でセゾンカードを改めて作ろうとしても、それはやはり難しいだろうね。

例えばだけど、さいむくんは、自分が友達にお金を貸した人がそのお金を返せなくなったとしよう。

なのに、「過去の借金はなかったことにしてもう一度お金を貸して欲しい」といってきたらどうする？

しかし、特定調停をしてしまったので、「ブラックリスト」となり、どの業者が相手でもクレジットカードを作るのは難しくなってしまったのではないかな。

簡単にいえば、「払いすぎたものを返してもらうだけ」であって、本人の返済能力には問題がない、と判断されるからなんだ。

でも「借金の残額＞請求できる過払い金額」の状況で過払い金請求を行うと、ブラックリストになってしまう。

状況にもよるけど、ブラックリストになってしまうと、クレジットカードはやがて解約になってしまい、新しいものを作ろうとしても、難しいかもしれないね。

この人は、「少しでも借金が減ればいいか」と安易な気持ちで過払い金請求をしたんだろう。

その結果、今カードが作れない、お金が借りられない、等の状況に陥って困っているんだ。

それをきちんと説明しなかった弁護士や司法書士にも責任はあるけどね。

過払い金が発生するかどうかの判断基準を表にまとめると、次のようになる。

まずは、この前提を頭に入れておいてね。

そもそも、利息なんて１円も払いたくないんですけど？

だから、多くのクレジットカード会社やサラ金はこれを利用して、年率20％以上29.9％未満の利息に設定していたんですよね。

いわゆるグレーゾーン金利だ。

あこぎだなぁ。

後ほど詳しく述べるけど、別に過払い金の請求をしたからといって、債務整理をしたときみたいにクレジットカードが利用できなくなるわけではないんだ。

そして、過払い金が発生する可能性があるのは、キャッシング枠のほうだ。

ここで仮に、さいむくんがもっているカードがA社のものだとしよう。

さいむくんが、A社のカードのキャッシング枠について過払い金請求をすると、多くの場合、A社の規程に基づいてその会社のカードは解約扱いになってしまうんだ。

だから、A社とは全く関係のない、B社のクレジットカードについては、今まで通りキャッシング枠もショッピング枠も利用することができるよ。

過払い金請求をして、ブラックリストに載ってしまう可能性も、実はゼロではないんだ。

こういうときは、過払い金の１０万円と負債の１１万円を相殺するんだ。そうすると…。

こうした場合、クレジットカード会社によっては、「過払い金返還請求」扱いではなく、「任意整理」扱いにして、個人信用情報機関への登録をするところもある。

つまり、ブラックリストに登録される、ということだね。

そうなると、B社のカードも使えなくなってしまう(少なくとも、次回更新は拒否されてしまう)可能性が高くなる。

そこで、過払い金請求後もカードを使い続けるために注意することを解説するよ。

仮にブラックリストにならなかったとしても、社内ブラックになる可能性があることを覚えておこう。

社内ブラックとは、カード会社ごとで独自に管理しているブラックリストのことだよ。

でも、社内ブラックは半永久的に残るんだ。

だから、社内ブラックになってしまうと同じ会社でカードをつくることはできないんだよ。

ただ過払い金請求をするということは、カード会社からすれば、お金を払わないといけなくなるよね。

だから、カード会社からは煙たがられてしまって、要注意人物扱いになってしまうんだね…。

もしも過払い金より返済中の借金額が大きいと、過払い請求しても借金はなくならない。

そうすると「任意整理した」とみなされて、ブラックリストになってしまうんだ。

自分でやると上手くいかないこともあるから、不安なときは弁護士に相談してほしいな。

使い続けたいクレジットカードがあることをしっかりと伝えれば、自分に合った方法を提案してくれるはずだよ。

だから、過払い金返還請求をするときは、次の３つのポイントに注意しておく必要があるよ。

だけど、さっきも紹介したように、過払い金返還請求をするとその会社のカードは自動的に解約されてしまうんだ。

だから、過払い金返還請求をする前に、あらかじめ、ポイントは何かに使っておこう。

もし自動引き落としにも使っているクレジットカード会社に過払い金返還請求をする場合には、前もって引き落とし方法を別のカードや銀行口座に変更しておこう。

いつも決済に使っているカードなら「このカードはもう使えないな」って意識することができるけど、ETCカードはリーダーに差しっぱなしのことが多いから、結構忘れがちなんだ。

過払い金の返還請求は、自分で行うこともできるんだけど、正直言って弁護士に依頼するほうがおすすめだ。

のちほど説明するけど、自分でやると計算を間違えたり、交渉で言いくるめられたりしてしまうこともあるからね。

弁護士が過払い金請求の依頼を受けると、クレジットカード会社に対し、受任通知を送付するんだ。

ここには、弁護士が過払い金返還請求の代理人となった旨などが書かれている。

取引履歴が開示されるまでの期間は、大体１か月から３か月くらいだね。

クレジットカード会社によっても少し異なってくる。

その後、取引履歴に基づいて、利率の引き直し計算を行い、過払い金がいくらあるかを計算する。

計算が終わったら、過払い金返還請求をすべきかどうか、もう一度依頼人と話し合うよ。

弁護士が直接、クレジットカード会社と交渉し、双方に納得のいく結論が出るまで話合いを行う。

話合いがうまくいき、合意を取り付けたら、後から揉めないように内容を書面にまとめる。

でも、金利の計算方法や時効の起算点などで争いになってしまうと、クレジットカード会社が返還に応じてくれないこともある。

そんなときは、債務者の希望に応じて、クレジットカード会社を相手に裁判を起こすことになる。

裁判になっても、裁判官の仲裁によって１～２か月ほどで和解して、判決にまでは至らないケースが多いけどね。

でも正直あまりお金がないし、費用を抑えるためにも司法書士に依頼するのもアリなのかな…。

僕の場合は借金の金額も１００万円以上あるし、クレジットカード会社と裁判で揉めたときのリスクを考えると、やっぱり弁護士に依頼するほうが安心だね！

それが、任意整理、個人再生、自己破産の3つなんだ。

それぞれの概要やメリットについて簡単に紹介するから、よかったら参考にしてね。

利息のカットに成功して残った元金は、3～5年かけて分割で返済するんだ。

そうすると、回収できる借金は少なくなる可能性が高いんだよ。

具体的には、返済スケジュールを作成して裁判所に提出するんだよ。

本当にそのスケジュールで返済できるのか、債権者から反対意見はないかなどのチェックに合格すれば、元金を減額することができるんだね。

どうしても返済が難しい場合は「こういう事情で返済が難しいです」と申請しよう。

審査が必要だけど、認められれば最長で2年間延長することができるんだ。

任意整理や自己破産と比べても、強力な手続きであることがわかるね。

本当に返済できないのか、チャラにできない借金に当てはまらないかとかね。

それらのチェックに合格すれば、借金はゼロになるんだ。

過払い金請求よりハードルが高く感じるかも知れないけど、任意整理や個人再生などの方がその人の状況に合っている可能性もあるんだよ。

相談だけなら無料ってところも多いから、もしもひとりで抱えている借金の問題があったら、気軽に相談してほしいな。